大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

構造計算

和室?和の家? … 日本建築学会 和室WG ZOOMディスカッション参加 ~「畳の上で着物を畳む」から

今朝は穏やかな秋晴れ。 朝夕はめっきり寒さを感じるほどになり、ここんとこ日中もエアコン要らず。 今朝も窓全開、玄関も開放して、外に開かれた日本の家を満喫しています。 さて、一昨日9/29、日本建築学会:日本建築和室の世界遺産的価値ワーキンググルー…

伝統木造は適判不要へ規制緩和? … 石場建て木の家 ~ 消灯後の楽しみ?木組みの楽しみ!

いったんは4月並みの春の陽気だったのに、今週は冬に逆戻り。 けれど桜は咲き始め、大阪の満開予想は3/31とのこと。 今日は20℃に迫る温かい雨、午後からは春の嵐の予報。これを境に来週はめっきり春めくということで、日中は一週間ぶりにエアコンOFF。 木組…

日伸建設HP掲載用のインタビュー取材を受けました・・・大阪/枚方初の石場建て伝統構法の竣工1周年 ~ 1年点検も兼ねて

昨日12/11(土)午後からは、久しぶりの来客予定。 こんなことでもないと、なかなか掃除も十分じゃないので、 朝からは年末の大掃除を兼ねてきちんとお掃除。 まずおみえになったのは、いつもの​日伸建設​の小西社長、田中棟梁、森田さん。 そしてメインゲス…

竣工・引渡し ・・・ 初めて過ごした実感 ~ 温熱環境など

一昨年3/10に​日伸建設​の社長さんから石場建ての話しが出て、 この伝統構法によるマイホームのプロジェクトが始動してから2年9か月半。 それから丸1年かけて構想・設計。 昨年3/20に伝統構法にするための​適判を申請​してから1年9か月余。 6/…

石場建て伝統構法についての誤解・曲解・浅解・・・木構造の専門家でも?!

「石場建て」「伝統構法」一般の人には、馴染みのない言葉だと思います。私も実は知りませんでした。ところが調べ始めたら、学びきれないほどのたくさんの情報があって、驚かされました。先日いつものように何気なく家づくり関係のYouTube番組を見ていました…

なぜ?建売は性能悪い!・・・なら賃貸でもいい?!~それでも持家じゃないといけない?

石場建て伝統構法の新築現場の方は、床板が張り終わったので、週末は封鎖。この土曜と月曜は、棟梁は工房にこもって造作作業。現場はお休み。さて、いつものYouTube「ラクジュ建築と不動産」 題して【​なぜ?建売は性能悪い!​】 設計工房ラクジュの本橋哲幸…

工法を選ぶ ・・・ 木造軸組工法 ~ 在来工法:伝統構法

日本で家を建てるなら、数ある工法のうち、木造軸組工法をお勧めしたいと、 5/22「​工法を選ぶ…RC造・S造・2×4工法・在来工法そして伝統構法​」で述べました。 そして木造軸組工法には、在来工法と伝統構法があり、 現行の建築基準法では伝統構法は規定外な…

工法を選ぶ・・・RC造・S造・2×4工法・在来工法 そして伝統構法

このブログでは、「伝統構法」について語っています。 ここで伝統工法ではなく構法という字を使っているのは、 単に建て方というだけではなく「仕組み」「構造」全体を指しているからです。 日本で家を建てるには、世界で最もと言っていいぐらい多様な工法が…

耐震性・・・伝統構法/石場建ては不利か?

​​​伝統的構法で作られた木造建築物の耐震性能検証実験​​​​​前回の記事で、石場建て伝統構法の構造計算について述べた。 話しがややこしいが、要は、 古来からずっと木造軸組み工法は石場建ての「伝統構法」、 戦後になって広まったのがコンクリート基礎の「…

限界耐力計算・・・石場建て伝統構法の構造計算

​2019.3.20「石場建て伝統構法・・・適判/建築確認申請」​や ​2019.11.12「建築確認がおりた・・・やっと!」​のブログで何度も触れた、 「限界耐力計算」。 石場建ての家を建てることになってから、 相当な時間と手間と費用がかかったのは、これが大変だったから…

建築確認がおりた・・・やっと!

8月22日、やっと!建築確認がおりました。 ・・・ん? もう3か月も前! 我ながら、ものすごい筆無精。 建築確認申請を出したのが3/20、 石場建ての適判のための事前相談を通過したのが6/27。 適判の専門機関での審査を経て、建築確認まで5か月…

「限界耐力計算」⇒「適判」⇒「建築確認申請」

昨日(4/21)、棟梁に呼ばれて事務所にカミさんと駆けつけた。間取りは3月末頃に棟梁と既に合意しており、いよいよ設計士さんとの打ち合わせ。しかしそれは、在来工法の範疇の中で極力金物接合無しで無垢材や土壁を使ったものという前提だった。その後…