大阪は、昨日6/10梅雨入りしました。
一昨日まで爽やかな晴天が続いていたのに、
まるで線で区切ったように昨日からずぅ~っと雨模様の天気予報。
梅雨入り前の1年で最も清々しい時季に土壁を仕上げ、サッシを入れ、
とりあえずの雨露をしのぐ体裁が整いました。
こんな時季のことを、沖縄語(うちなーぐち)で
「うりずん(うるずん)」と呼ぶ地域があります。
沖縄では2~4月頃の梅雨入り前。
私の唄三線の師匠である仲宗根充先生の代表曲に
「うりずんの詩(ウタ)」(☜click)があります。
お父様、大師匠の仲宗根長一先生の作詞作曲。
♪うりずんの如に肝心持てば 浮世荒波も糸の上から
さー うりずんの風よ やふぁやふぁと吹けよ
(ウリズンのように気持ちを持てば 浮世の荒波も絹の上のようだ)
大好きな沖縄民謡の方に大きく脱線してしまいましたが・・・。
それにしても梅雨入りとほぼ同時に内装造作に取り掛かるなんて、
なんて棟梁!すごいスケジュール管理・・・たまたま?
で、昨日も曇り時々雨の鬱陶しい天気のなか、
室内で6/6から始めた床板(フローリング)張りの作業です。
で、棟梁が言うには、この家での作業は、
で、棟梁が言うには、この家での作業は、
先日まで手伝いに行っていたビニルクロスの家の工事現場みたいに
モワァッとした不快な感じがしないんだとか。
うーん、そんなもんでしょうか?
一夜明けた今日、天気はもっと崩れて朝から雨。
気温も朝から25℃と、ひどい不快指数。
今日はお昼前に府税事務所から建築現場を見に来るというので、
じゃあ昼間の気温と湿度を実測してみようと思い立ちました。
あ、府税事務所って・・・また脱線になりますが・・・。
あ、府税事務所って・・・また脱線になりますが・・・。
土地を取得したら不動産取得税がかかるのですが、
3年以内に住宅を新築したら税額の軽減措置があるのです。
それが設計に紆余曲折があって時間がかかり、
石場建て伝統構法に変更して更に設計に時間がかかり、
そのうえ構造計算(限界耐力計算)と適判(構造計算適合性判定)に時間がかかり、
それで建築確認申請に時間がかかり、
そもそも石場建て手刻み木組みの伝統構法の建築には1年はかかるというのに、
新型コロナウィルス禍で住設の入荷が遅れていて・・・と、
この6月で猶予期間の3年をオーバーしてしまったのです。
それで本来は今の時点で住める状態でないといけないのですが、
間違いなく居住用の住宅がもうすぐ建ちますということを、
府税事務所に実際に見に来てもらったわけです。
さて話しを戻して、気温と湿度の実測の話し。
今日は、ほとんどずっと小雨で時おり止むってお天気。
正午前後。
正午前後。
外気温25℃ 湿度91%
室内 25℃ 湿度82%
構造材現し、土壁、無垢床材の家、窓はほぼ開放の状態。
確かに湿度は少し低いです。
そして大工さんたちが仕事を終えた夕方6時台。
外気温26℃ 湿度92%
室内 26℃ 湿度83%
室内 26℃ 湿度83%
やっぱり9%ほど低いという結果になりました。
外はほんの少し風が吹いていますから、
体感としては外の方が涼しい気もします。
でも、室内がエアコンなしで不快という感覚も特にありません。
不快指数・・・。
蒸し暑さを表す指数で、気温と湿度から算出します。
計算式は、
0.81×温度+0.01×湿度×(0.99×温度-14.3)+46.3
75を超えると蒸し暑いと不快に感じると言われています。
ただし風速が含まれていないことから、体感とは必ずしも一致しません。
で、正午前後。
屋外 76.1
屋内 75.1
6時台。
屋外 77.9
屋内 76.9
屋内 76.9
屋内が「やや暑い(75~80)」の範疇を下回るという結果は出ませんでした。
けれど、正午前後の仮住まいのエアコンで除湿している室内は、
24℃・69%・72.3「暑くない」でした(が、体感的には涼しい)。
こんどの新築はエアコンなしで過ごせるでしょうか。
エアコンをかけるにしても自然素材の吸放湿性のお陰で、
エアコンの省エネに多少は寄与するかもしれません。
エアコンをかけるにしても自然素材の吸放湿性のお陰で、
エアコンの省エネに多少は寄与するかもしれません。
また真夏のものすごく暑い日にも、
実測してみたいと思います。