今日は枚方が全国一の気温を記録したようです。
11:13現在36.8℃。
ここ数日の晴天続きの酷暑でもっと気温の高い日もあったんですが、
これを書いている22:00でも、ウチの家の前の屋外の実測で30℃/68%ですが、
昼間が暑過ぎたせいか、これでも涼しく感じます。
さすがに暑さのピークだった今週の石場建て伝統構法の新築現場、
扇風機はあるとはいえ、労働環境として心配です。
外壁に断熱を兼ねた赤身杉の厚板が張られたら、緩和することを期待しているのですが・・・。
それでも、屋外から屋内に入った瞬間は、幾分かの涼しさを感じます。
新建材の家の建築現場のようなモワァ~ッと蒸れた変な臭いの空気ではなく、
木と土が香ります。
ところで今日、こんな記事を目にしました。
『匠の技の復権願う「職人宣言」に込められた危機感と希望』という
houzzに掲載された関口威人氏の2018年11月30日の記事です。
(以下、抄)
> 私たちは日本の伝統的な街並みををつくる「職人」だ――。
> はちまきに法被姿などで、こんな「宣言」をする日本の職人たちが増えている。
> 自分たちの仕事を宣伝したいわけではない。
> 同業者や仲間たちが「消滅」しかかっているという大きな危機感を共有したいからだ。
> 建築の実務者たちは粘り強く、新たな設計法の構築や制度改正を国に訴えた。
> その一環で2014年から「伝統構法をユネスコ無形文化遺産に!」という運動をスタート。
> 日本の職人技術が世界で認められることで、国内での再評価につなげることを狙った。
> この運動は国を強く動かし、18年2月に文化庁が
>「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を
> ユネスコ無形文化遺産候補に提案すると発表。
> 3月にはユネスコ事務局へ提案書が提出され、2020年の登録に向けて進みだした。
>「本当に知ってもらいたいのは、日本の伝統建築とは何かということ。
> そして、伝統を担う職人になりたい後継者が増え、その育成の環境が整うことだ。
石場建て伝統構法の新築と時期を同じくして始まった大きな動きです。
記事にも触れられている「伝統を未来につなげる会」のフォーラム等にも参加してきたことは
「伝統構法を無形文化遺産に!普請文化フォーラム2018・・・」の稿でも取り上げました。
>「一度は“息の根を止められた”伝統構法が、まさしく息を吹き返し始めた」
高気密高断熱を謳い機械換気に頼るプレカット集成材・合板・新建材の家が脚光を浴びる一方で、
今、日本古来の叡智が科学的に解明されてきた伝統構法が復権しつつあることを、
ぜひ「家を建てたい」と思っている一般の皆さんにも知っていただきたいのです。
そして、匠の技を受け継ぐ職人さんたちが全国にまだまだたくさんいて活躍していることを、
そして、匠の技を受け継ぐ職人さんたちが全国にまだまだたくさんいて活躍していることを、
ぜひ「家を建てたい」と思っている一般の皆さんにも知っていただき、応援していただきたい!
そんな思いを込めて、このhouzzの記事を皆さんにご紹介します。