大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

ライフライン ~ 水道・電気・ガス ・・・ いろんな職種の職人さんの力で

1週間ぶりの投稿になってしまいました。

この間、造作キッチンの上に設置する吊戸棚の仕様を家具職人さんと相談したり、
電気屋さんと照明やコンセントについて相談したり、
これを機に自作する栗の無垢板を使ったダイニングテーブルの仕様を検討したり・・・。

10月19日(月)の大きなトピックスについては述べましたが、
それ以降は見た目に大きな変化がある工事はありませんでした。

いや、工事がなかったわけではなく、
外見上見えにくいところで、あれやこれや少しずつ進んでいるんです。

その前の週の金曜日(10/16)朝、ふと家の裏を見上げて見ると、
あれ?! 外壁から飛び出した丸太梁の木口に板金がはめられています。

その前日に板金屋さんが来て、被せたんでしょう。あと、樋も調整してありました。
木の切り口(木口)は水が浸み込みやすいので、覆っておく方がいいようです。

キッチンが据えられた日には、棟梁は下足箱を作っていました。
玄関とその奥のウォークイン納戸を仕切る役目もあるもの。
棟梁の完全オリジナル。扉板は​日伸建設​の材木庫に眠っていたチーク無垢板。

↖扉の中から、怪しい手が・・・。
 丁寧に亜麻仁油を塗って仕上げています。↗

亜麻仁油にはオメガ3系脂肪酸であるα-リノレン酸が多く含まれていて、健康にいい!
・・・って、食べるわけじゃないけど、やっぱり自然素材がいい。

翌10/20(火)には水道屋さんが来て、
キッチンや洗面台などに水栓を付けたり・・・・。


10/24(土)には電気屋さんが来て、
電気の仮設引き込みポールを撤去したり、

週初めにガス屋さんが設置したecoジョーズ給湯機に通電したり・・・。


10/25にも日曜日だというのに水道屋さんがまた来て、
こんどは水栓とシンクに上下水道を接続して、ちゃんと水が出て流れていくか確認したり・・・。

水を流すと、汚水枡からジョロジョロジョロ~って音がして、
下水が公共下水道に向け流れるのが見えています。よっしゃ!OK。
よく見るとブロック塀の際に、何気にガスメーターも設置されています。
 
そして、トイレ。
手洗器の水栓からも水が出るようになり・・・、

先日の洋便器設置(10/20)に続いてこの日、
小便器も設置されました!


家庭のトイレに小便器の設置は、今どき珍しいと思いますが、
これぞ男子の本懐! 座ってするなんて、あり得ません。
このトイレについてのお話しは、また後日あらためて。

その日曜日、棟梁も久しぶりに登場! 
その週は​日伸建設​の大工さんたちは総出で工房にこもって、建て方の日程が迫っている
先輩大工さんが棟梁として担当する次の家の材木の刻み作業に没頭していたので、

こちらに来るのが日曜になってしまったそうです。

で、付きました! レンジフード(換気扇)


これ、丸太梁に似合ってタイル壁も良く見えるようにと選んだ
アリアフィーナ社のイタリアデザイン​レンジフード​Giglio​​。
まだ排気管は接続していませんが、キッチンらしくなってきました。

そして棟梁、梁の上に上って、何やらしています。
・・・鋸で切った小さな四角錐が落ちてきました。

これ、梁を金物なしで接いである木組みの継手を留めている込み栓の先を、
目につくところだけでもと切り落としていたんです。
切った後は切り口の角を鉋で面取り。細かいところにも手を抜きません。

そんなこんなで、たくさんの職種の職人さんたちがの力で結構いろいろ進んできています。
これで水道・電気・ガスといったライフラインが整い、
ほとんど家として体裁が整ってきました。

あとは、今週末に建具が入って、
来週には畳が入って、
いよいよ完了検査ってところまでようやくこぎつけたってとこなんだそうです!

外構も含めて竣工まで、あと1~2か月ってとこでしょうか・・・。