大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

黒い家ってどうよ … 隣近所から見て ~ 街並みの観点からも!

今朝(7/3)は明るい陽射し。ウッドデッキは昨日から昨夜の雨で濡れています。


梅雨後半、今日は静岡県の方では豪雨で大変な災害が起こってしまいました。
枚方は昨日からの雨は今朝には止み、陽もときどき照って、かえって蒸し暑い!

昨日は最高気温28℃、湿度90%超え。
雨でも窓を開けておけるこの家でも、さすがに外気を入れても涼しくないので、
昨日の日暮れごろからエアコンで除湿しました。ほぼ3か月ぶりのエアコンです。

冬に活躍するのは1階の床置きエアコン。

この14畳用1台で家中暖房できます。

そして、これから活躍するのが2階のこの天井エアコン。

安価な家庭用壁掛け型14畳用を、業務用天吊り型のように設置してあります。
設定は「除湿/弱」、これ1台。

これで昨夜から今日一日中、家中26℃程、湿度57%程。
外は最高気温31℃湿度70%でしたが、除湿/弱のままで家中一定。
不快指数は73.9「暑くない」ですが、体感的には~70「快い」って感じで過不足なし。

エアコンの及ばない玄関土間もトイレも、室温26℃程、湿度65%程だったので、
エアコンなしでも不快指数は74.7「暑くない」で、
これなら扇風機だけでも大丈夫だったんですが・・・。


さて話しを戻して、今朝。
庭の明るい陽射しを綺麗だなぁと眺めていて、フと思いました。

これって、隣りの家の外壁の色のお陰でもあるな・・・と!

そういえば、最近建ち始めた近くの分譲地。
白い家が建った次に、黒い家が建ったんです。

そんなチグハグな街並みを平気で造ってしまう業者の感性を疑います。

それはともかく、自分は黒い家は選ばないにしても、
この黒い家の周囲の家も嫌だなと思ったんです。
だって、こっちまで薄暗く陰気になってしまうでしょ!

それにしてもこの十年ほど、黒い家が次々増えてきたのは、何なんでしょう?
黒い家は諸外国では邪悪の象徴、ほとんど見られないそうです。
「黒い家」でググると、ホラー小説と映画が挙がってくる。

時代を象徴する流行りに乗る・・・十年も経てば入れ替わってしまう車ならともかく、
これから百年住宅が標榜される今、どうなんでしょう?

黒い家が所々にある街並みは虫歯のようで景観上好ましいとは思えないし、
黒い家が建ち並ぶ街並みができてしまったら、陰鬱な街になりそうです。

黒が素敵と思う日本人の美意識は、
漆や、古民家の焼杉など、伝統文化からくるのかもしれません。

それも本物の焼杉なら、耐用年数は四半世紀~半世紀。
その間の経年変化は味、なんとも言えない美しさを醸し出します。



click☟link
​「​焼き杉板YS-6の経年変化​」​


一方、新建材だとその黒の変化は、十~二十年ほどで
塗膜のチョーキング(白亜化)現象が見られ始めるなど劣化でしかなく、
味わいとは程遠いものでしょう。

黒は効果的に配色すると、アクセントが際立つ演出ができて好感が持てます。
烏城(ウジョウ)と呼ばれる​岡山城​も黒と白の対比が美しい。

でも、ただ黒いだけの家は、独り善がり。
デザイナーの思考停止としか思えないのです。

四方の1か所でも黒い家が建っていたら、
その土地はマイホーム用地としては選びたくない。
断りもなしにマイホームの隣に黒い家を建ててほしくない。


そんなことを考えていると、
我が家は、これはたまたまではあるけれど、
隣家に恵まれているなぁ!と思ったんです。

隣り近所付き合いがとっても良好なのは、
周囲の家の色より何よりありがたいことなんですが、
四方に一軒も黒い家がないありがたさに改めて気付きました。

南側は、冒頭の写真と・・・。

眺望は望めない住宅密集地でありながら、家の中に陽は直接射していなくても、
隣家の北壁面から間接的に光を感じることができます。

2階も深い軒で直射日光を遮りながら、

お隣さんのお陰で明るく感じることができます。


東側は、2階から全面道路を挟んで向かいの1階が見えるのですが、

もし目の前に黒い家の陰が浮かんでいたら、朝の陽射しも陰ってしまいそう。

北側は、1階のハイサイドライトから、

お隣さんの白っぽい家の反射光が奥まで射し込みます。

階段室も・・・

2階のハイサイドライトからも。


西側の窓は、6/21稿「​夏至の西陽!・・・​」で述べたように、
隣接する家と家の間を狙った位置にしてあるので、

西陽が障子越しに柔らかく部屋を照らします。


黒い家は、デザイナーズ住宅から始まったんでしょうか。
だとしたら、デザインのプロとしての見識を疑いますが、
今では建売住宅まで・・・。

黒い家が欲しいという人を否定する気はありませんし、それは自由です。
でも、じゃあ!と黒一色の家を提案するようでは、プロとは言えないでしょう。

黒い家が増えてきたことを顰蹙(ヒンシュク)モノと感じている人は、
少なからずいるのではないでしょうか。

閉塞感の漂う暗いご時勢、だからこそ!
せめて家の外観も街並みも明るくありたいものです。
あくまでも私個人の偏見に満ちた思いですけど・・・。