7/17の梅雨明けすぐは7/18稿「梅雨明け・・・」でも述べたように
最高気温がまだ33℃ほどの真夏日だったので、
伝統構法の我が家はエアコンなしでなんとか過ごすことができました。
けれどそれもつかの間、
翌7/19・20と最高気温が36℃の猛暑日!
7月に入ってからの除湿/弱設定は、ウチのエアコンでは、
除湿すると室温は約1℃下がるということになっているようですが、
それではとても間に合いそうにありません。
この日は老犬に留守番させないといけないこともあり、
とりあえず2階の小屋裏エアコン1台を28℃設定にして全館冷房。
冷気が吹抜けと階段から自然と下に降りるのを、シーリングファンでさらに落とす作戦。
28℃は、環境省が推奨する冷房の室内温度で、設定温度のことではないのですが、
28℃設定で過ごせるならそれに越したことはない・・・試しにということで。
けれど、夕方帰宅してみると、
2階は直にエアコンが当たって27℃台だったんですが、
吹抜け下の1階は約29℃。許容範囲ではありますが、ちょっと暑い。
そこで次の7/21は、朝8時には室温が早くも29℃を超えたので、
1℃下げて27℃設定にしてスイッチon。
この日の最高気温は35.5℃。
そのときの室温は見ていないんですが、
夕方18時は気温(℃)/湿度(%)=35.0/35、1階=28.0/55、2階=27.0/60。
ま、27℃設定の全館冷房で大丈夫みたい。
ところが、この家では湿度は、エアコンを長時間かけてもそんなに下がらず、
せいぜい55%前後で安定してしまうようです。
冬場もエアコンで長時間暖房しても湿度は40%を切ることはなかったのですが、
これは無垢材と土壁の持つ特性だと考えられそうです。
外は36℃で35%のとき、
中は28℃で55%(不快指数76.36やや暑い)。
これで快適なんだから、これでいいでしょう。
ただし、扇風機は要ります!!
除湿/弱で過ごしていたときから扇風機は併用していました。
書斎にも・・・
脱衣場にも・・・
天井に照明兼扇風機が備え付けられていますし、
脱衣場にも・・・
天井に照明兼扇風機が備え付けられていますし、
小型サーキュレーターもエアコンと併用しています。
けれど、さすがに朝9時にはもう30℃という猛暑、
けれど、さすがに朝9時にはもう30℃という猛暑、
1階の居間に小型サーキュレーターだけでは心もとないので、
前の家から持ち込んだもののお蔵入りしていた壁掛け扇を今朝設置しました。
もっと早くから設置したら良さそうなもんですが、
この家の柱や梁が綺麗すぎて、前の家みたいにどこにでも釘を打つことがためらわれ、
ようやく手鉋掛けでツルツルピカピカの梁の表面に穴を開けず設置する方法を思いついたのです!
壁掛け扇風機は、ウチのような小さな家にはピッタリ。
せっかく設置したことだし、
今日7/22も猛暑日の予報だけど、エアコンなしでいってみよう!
1階 2 階 外気
9:00 29.0/55 29.0/55 30.0/65
15:00 31.5/50 31.5/50 35.5/35(最高気温)
15:00 31.5/50 31.5/50 35.5/35(最高気温)
31.5℃/50%は、不快指数80.3(暑くて汗が出るの下限)
31.0℃/50%なら不快指数79.6(やや暑いの上限)
扇風機があれば、ボーっと何もせず寛ぐ分には大丈夫。
クーラーのなかった昔の家は、こんな感じでした。
けど、さすがに働く気にはなれません。
我が家の老犬クンも、もふもふクッションがいつもはお気に入りなのに、
今日は竹ラグの上で寝そべっています。
ということで、今さらながらエアコン始動。
1時間後には1階28.5.5/50、2階27.5/50に下がり、快適になりました。
やはり湿度はこれ以上下がりません。
そして夜。この時季もちろん最低気温が25℃以上の熱帯夜。
とはいえ、夜9時か10時頃には外気温が28℃程度まで下がるので、
夜中はエアコンを切って、外気を入れます。
もちろんこれをしようと思ったら、窓を開けて通風しながら、
しかも防犯は万全という窓の設計にしておかなければいけません!
それが伝統構法の家づくりのミソでもあります。
家にいるときも空けているときも、機械に頼らず通風できる窓。
これは、家の健康の意味からも耐久性の意味からも、
家の基本性能だと考えています。
最近のエアコンは、送風機能もすごくよくできています。
寝室用の予備エアコンを冷房ではなく送風にして、夜風を感じながら寝る・・・。
その方がダルくならないし、私は好きです。
そして翌朝目覚めたときの、
まだ気温が上がる前の木と土の家の真夏の空気と朝陽も!
6月の夏至の頃に比べて、日の出が少し遅くなってきたようです・・・。