先週土曜日3/12から最高気温が25℃を超え、
以来久しぶりにエアコンを止めたまましばらく過ごしていました。

(階段↑とスノコ吹抜け↓で空気が循環し、家じゅうの室温がほぼ均等です。)

そしてこの季節は、杉花粉の大放出! しかも黄砂の大量飛来!
以前住んでいた新建材とビニルクロスの家では、鼻炎薬が手放せなかった季節。

(階段↑とスノコ吹抜け↓で空気が循環し、家じゅうの室温がほぼ均等です。)

そしてこの季節は、杉花粉の大放出! しかも黄砂の大量飛来!

以前住んでいた新建材とビニルクロスの家では、鼻炎薬が手放せなかった季節。
けれど今の家に住み始めてからは、目に少し痒みを覚えるものの、
家の中はもとより外でマスクを外して自転車で走っていても、
鼻も喉も一切影響を受けていません。
鼻も喉も一切影響を受けていません。
無垢材のお陰? 土壁のお陰?
因果関係は分かりませんが、事実は事実として・・・。
因果関係は分かりませんが、事実は事実として・・・。
一昨日3/17からはまた寒さがぶり返して室温も20℃をわずかに下回ったので、
温かさが恋しくなりエアコン暖房再開。
昨日3/18からは冷たい雨。
この雨、「花起こしの雨」というそうで、大阪の桜の開花予想は来週水曜3/23。
春本番が待ち遠しい!
で、そんな昨日朝方、上の方からパシッ!・・・久しぶりに木の鳴る音を聞きました。
入居後数カ月はときどき聞こえていたんですが、
ここしばらくは文字どおり鳴りを潜(ヒソ)めていたんです。
我が家は総天然乾燥無垢材なんで、機械乾燥集成材と違って、
吸湿放湿や温度変化などで木が微妙に動くんです。
その生きている証が、木の鳴き声。

1~2年は鳴るって棟梁から聞いていたので、
初めて聞いたときはちょっと嬉しかったのを覚えています。
この家は竣工(2020.12)後2年目に入っていますが、もうしばらくは聞けるかもしれません。
そんな天然乾燥無垢材のこの家。
あのあと昨年ウッドショックが日本を襲ったのは、みなさんご存じのとおり。
2021/5/8稿「ウッドショック…本来の日本の家づくりへ~国産材への回帰とSDGsの視点を」
そのコラムのアップ告知facebookで紹介されたのが、
・・・確かにそうではあるんですよね。
いわゆる自然素材の家でも合う合わないがあるんだそうです。
ただ、私が自然素材、木と竹と紙と土でできた家での暮らしを通して言っているのは、
言っているわけではないんですよね・・・それも付随はしてきますが。
自然素材、木をふんだんに使った家と一口に言っても、
♪この木なんの木 気になる木・・・♪と日立の樹じゃないけど、
さて、その木はどんな木なんでしょう?って話し。
その集成材は、その合板は、どこで生まれ育った木でしょう?
どんな接着剤(化学物質)で圧着してあるんでしょう?
いやいやその無垢材だって、何千キロって旅してきたんじゃないの?
我が家に届くまでにどれほど莫大なエネルギーを費やしているんでしょう?
今、ロシアがウクライナを武力侵略して民間人を巻き込む悲惨な戦争になっていることで、
食料品の供給不足、値上げが避けられないと盛んに報じられていますが、
材木だってウッドショックに追い打ちです!
さらに、森林ジャーナリストの田中淳夫氏が3/18に
「「ウクライナの森」が日本に輸入される裏事情」という記事を上げてらっしゃいます。
それによると、違法伐採のウクライナ材が日本の家に化けているということさえあるとか!
南洋材の日本が絡んだ違法皆伐はこれまでも度々問題になっていましたが・・・。
もう、自然素材の家は健康にいい!なんて言っているレベルの問題じゃぁない。
新建材や集成材や合板や、自然素材でも輸入に頼っている材ならば、
それは決してサステナブル(Sustainable)ではありません。
しかも安全保障上の問題さえはらんでいる・・・。
そんな危うい家づくりが、今の「普通」だということのおかしさに、
遠い国の戦争が我が事として降りかかってくる事態になって、あらためて気付かされます。
自然素材の家づくり、国産無垢材の家づくり、
それはシックハウス対策に矮小化されるようなものではないと、あらためて気付かされます。

新建材やビニールで密封した電気仕掛けの家への疑問・・・。
そして自然と地域への回帰志向・・・。
それは、家づくりの哲学、
住まい方そして生き方の哲学とでも言うべきものかもしれません。
ところで、昨日我が家で鳴った木、なんの木だったんでしょう?
岐阜・高山産の地松の丸太梁だったんでは・・・。

見た目はビビる!けど、木が自らひずみを逃がしています。
強度に影響はないどころか、これから百年強度が増していくそうです。

見た目はビビる!けど、木が自らひずみを逃がしています。
強度に影響はないどころか、これから百年強度が増していくそうです。