大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

その木なんの木 気になる木 … 自然素材の家を選ぶということは ~ 平和と持続可能性から?

先週土曜日3/12から最高気温が25℃を超え、
以来久しぶりにエアコンを止めたまましばらく過ごしていました。


​​(階段↑とスノコ吹抜け↓で空気が循環し、家じゅうの室温がほぼ均等です。)


そしてこの季節は、杉花粉の大放出! しかも黄砂の大量飛来!

以前住んでいた新建材とビニルクロスの家では、鼻炎薬が手放せなかった季節。

けれど今の家に住み始めてからは、目に少し痒みを覚えるものの、
家の中はもとより外でマスクを外して自転車で走っていても、
鼻も喉も一切影響を受けていません。

無垢材のお陰? 土壁のお陰?
因果関係は分かりませんが、事実は事実として・・・。

一昨日3/17からはまた寒さがぶり返して室温も20℃をわずかに下回ったので、
温かさが恋しくなりエアコン暖房再開。

昨日3/18からは冷たい雨。
この雨、「花起こしの雨」というそうで、大阪の桜の開花予想は来週水曜3/23。
春本番が待ち遠しい!


で、そんな昨日朝方、上の方からパシッ!・・・久しぶりに木の鳴る音を聞きました。
入居後数カ月はときどき聞こえていたんですが、
ここしばらくは文字どおり鳴りを潜(ヒソ)めていたんです。

我が家は総天然乾燥無垢材なんで、機械乾燥集成材と違って、
吸湿放湿や温度変化などで木が微妙に動くんです。
その生きている証が、木の鳴き声。



1~2年は鳴るって棟梁から聞いていたので、
初めて聞いたときはちょっと嬉しかったのを覚えています。
この家は竣工(2020.12)後2年目に入っていますが、もうしばらくは聞けるかもしれません。


そんな天然乾燥無垢材のこの家。
あのあと昨年ウッドショックが日本を襲ったのは、みなさんご存じのとおり。
でも取り上げたところ。

建ててくれた​日伸建設​の親方社長、
「あのときに建てといてホンマ良かったなぁ! 今やったら建たへんで・・・」と。



日伸建設の住まいづくりコラム3/17​​「空気環境をもっと重視しましょう」☝​に関連して、
そのコラムのアップ告知​facebook​で紹介されたのが、

(引用)

・・・確かにそうではあるんですよね。
ノキアレルギーなどもあって、化学物質過敏症の方だと、
いわゆる自然素材の家でも合う合わないがあるんだそうです。

ただ、私が自然素材、木と竹と紙と土でできた家での暮らしを通して言っているのは、
シックハウスへの対処療法的な、アレルギーやアトピーへの対症療法的な観点だけで
言っているわけではないんですよね・・・それも付随はしてきますが。


自然素材、木をふんだんに使った家と一口に言っても、
♪この木なんの木 気になる木・・・♪と日立の樹じゃないけど、
さて、その木はどんな木なんでしょう?って話し。

その集成材は、その合板は、どこで生まれ育った木でしょう?
どんな接着剤(化学物質)で圧着してあるんでしょう?

いやいやその無垢材だって、何千キロって旅してきたんじゃないの?
我が家に届くまでにどれほど莫大なエネルギーを費やしているんでしょう?

日本の木材自給率の今は、​森林・林業学習館サイト​の資料によると、3割強。
多くを北米や北欧やロシアや中国や東南アジアなどからの輸入に頼っています。

今、ロシアがウクライナを武力侵略して民間人を巻き込む悲惨な戦争になっていることで、
食料品の供給不足、値上げが避けられないと盛んに報じられていますが、
材木だってウッドショックに追い打ちです!

さらに、森林ジャーナリストの​田中淳夫​氏が3/18に
「「ウクライナの森」が日本に輸入される裏事情」​という記事を上げてらっしゃいます。



それによると、違法伐採のウクライナ材が日本の家に化けているということさえあるとか!
南洋材の日本が絡んだ違法皆伐はこれまでも度々問題になっていましたが・・・。

もう、自然素材の家は健康にいい!なんて言っているレベルの問題じゃぁない。
新建材や集成材や合板や、自然素材でも輸入に頼っている材ならば、
それは決してサステナブル(Sustainable)ではありません。

しかも安全保障上の問題さえはらんでいる・・・。
そんな危うい家づくりが、今の「普通」だということのおかしさに、
遠い国の戦争が我が事として降りかかってくる事態になって、あらためて気付かされます。

自然素材の家づくり、国産無垢材の家づくり、
それはシックハウス対策に矮小化されるようなものではないと、あらためて気付かされます。



新建材やビニールで密封した電気仕掛けの家への疑問・・・。
そして自然と地域への回帰志向・・・。

それは、家づくりの哲学、
住まい方そして生き方の哲学とでも言うべきものかもしれません。


ところで、昨日我が家で鳴った木、なんの木だったんでしょう?
岐阜・高山産の地松の丸太梁だったんでは・・・。



見た目はビビる!けど、木が自らひずみを逃がしています。
強度に影響はないどころか、これから百年強度が増していくそうです。