大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

立冬 … 家の灯し火と街明り ~ そして442年ぶりの皆既月食と惑星食

忙しかったこの秋、1か月半ぶりの投稿となってしまいました。
その間、11/7は立冬、11/13には近畿地方木枯らし1号が吹き、
晩秋からいよいよ冬に入っていきます。

冬至まであと1か月ちょっと。
仕事を終えて帰宅する時間、夏場ならまだまだ日の入り前だったのに、
今は日の入りは5時前なのでもう真っ暗。

そんな帰宅を、我が家の温かい灯りが出迎えてくれると、ホッとします。
この頃はポーチ灯が人感センサーライトになっている家が多いんですが、
暗いなか歩いていると、特に冬場は家からの灯りがないと街が寒々しく感じられます。

そこで家の明りも街並み景観ということで、我が家は敢えて人感ライトにせず、
夜いつも明りが灯っているようにしてあります。
玄関も夜中じゅう薄明りをポッと灯してあります。



そんな立冬の翌日の11/8の夜は、皆既月食
しかも天王星食と同時に起こるという、
記録をたどれる4000年間では一度もなかった稀有な天体ショーの夜。

天王星以外でも皆既月食と惑星食が重なるのは、
日本では1580年7月の土星食以来、次は2344年7月の土星食だそうで、
これは見逃すわけにはいきません!

急いで仕事から帰宅し、2階へ駆けあがった19時過ぎ。
東の窓から見上げると、もう半分以上欠けています。


19:16ごろ、食の最大に入り始めました。


この窓の格子の隙間から眺めています。


国立天文台のライブ映像では、
20:04ごろ天王星が月の向こう側に隠れようとしています。


20:45ごろ、月がまた光を放ち始めました。


21:00ごろ、月は半分以上見えていますが、
普通の半月の陰とは反対で、暗い側が円いので地球の影だと分かります。


21:20過ぎ、また天王星が月の向こうから現れました。


格安スマホのカメラで夜の撮影、
何が何だか分からない真っ暗な写真ばかりの掲載になってしまいました。

ともあれ、次の皆既月食と惑星食が重なるのは322年後。
さすがの百年二百年住宅も、もう無くなってるでしょうね!

ということで、石場建て伝統構法の家のブログではありますが、
この家に次の皆既月食土星食が重なるのを見てほしいなという
願いを込めつつ、ミレニアム天体ショーを記録しておきました。

そして、災害には比較的強い石場建て伝統構法の家ですが、
戦争で廃墟になるなんてことのないよう平和を月に祈りつつ!