大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

超大型台風直前の静けさ … 小さい庭の緑 ~ 我が家の癒しと街の潤い

今夏は思いのほかバタバタしてて、更新が1カ月以上あいてしまいました。
真夏の木組み土壁の家を記録しておこうと思っていたのですが、
また来年・・・というか、昨夏のを参考まで☟

猛暑だった夏もいつの間にか終わり、台風シーズンが到来。
このところ大型台風がたて続け。今日も超大型14号が接近してきています。
ここ大阪・枚方は雨の予報が出っぱなしなのに、今朝は何? 穏やかな秋晴れ!



夏の間だけ掛けている2階東側の窓の簾、まだもうしばらくははずせません。
それでも朝晩は真夏と違って涼しい風が入ってきます。

今朝パソコンに向かってる書斎の前の窓。
障子を開けていると表の様子が伺えるのですが、格子のお陰で外からはほぼ見えません。



そして我が家の車も隣家の車も(外壁も)白いお陰で、
反射光で明るい割には、反射熱は抑えられているはず。
黒い車に以前乗っていましたが明らかに熱さが違うし、黒い家も暑いんでは?

ダイニングの窓からは、隣家の外壁しか見えないんですが、
とりあえずゴーヤーを這わせてあるんで、白い背景に緑が冴えて癒されます。
あ、こっちでよく「ゴーヤ」と言いますが、沖縄の正しい言葉は「ゴーヤー」!



でもこのゴーヤー、隣家が迫っている影で陽があまり当たらず、
実があまり生りません・・・もっぱら観葉植物状態です。



南側の掃出し窓を開けても、住宅密集地では隣家の壁しか見えません。
そこで、前の夏に琉球朝顔を2株だけ植えてみたんですが、宿根草なんで
この夏になって大繁茂! 手が付けられないぐらいになりました。



ウッドデッキには日除けの寒冷紗を夏場だけ張っているんですが・・・



それも要らないぐらい伸びてきています。
ゴーヤーは大阪では9月には枯れるので、
秋の間ずっと緑で花もきれいな琉球朝顔はオススメです。



ウッドデッキから表を眺めても、いい感じです。
本当は真っ青な花がいっぱい咲くはずなんですが、ここではなかなか咲きません。
日当たりの問題か、土の問題か・・・咲けば朝と夕方で色が変わるそうです。



我が家は間口が狭く、カーポートの方には土がないのですが、
ここも繁茂して蔓を伸ばしてきた琉球朝顔に侵食されています!
プランターに日本朝顔を植えておいたので、それはちょいちょい咲いています。



このフェンス、実はお隣の持ち分なんです。
ですが、ちゃんとおことわりして、快く了承していただいています。



今日ご紹介したのは、去年はこう☟linkだったところ。



昨年5月の拙稿☝linkより。

以前はこのような住宅街でも、ちょっとした庭に植木を植えたり、
生け垣にしたり、けっこう緑にあふれていました。
都心の長屋でさえ、家の前は植木鉢の緑や花であふれていました。

けれど今は、コンクリート敷きのカーポート優先で、オープン外構が流行り。
植木どころか植木鉢さえほとんどない殺風景な住宅街が増えています。

幸い我が家の両隣りは、小さい庭でも緑と花にあふれています。
写真を掲載したいぐらい!
そんなちょっとした街並みへの心配りを、大切にしたいものです。

真夏の無垢材と土壁の家 … ある日の室温と湿度の記録 ~ エアコン1台で効くのか?!

今日8/4は新潟は豪雨で洪水だとのこと。お見舞い申し上げます。

その雨も、大阪では久しぶりの夕立。最高気温も久しぶりに35℃に届かず。
昨日一昨日は37℃に迫るカンカン照りだったので、ようやくの一息。
けれど我が枚方は、それぐらいの暑さは毎年のことです。

埼玉では40℃に迫る暑さだったそうで、さすがにそれには及びませんが、
枚方は例年、日本一の最高気温をたたき出すことが時々あるので、
まさに「家のつくりやうは夏を旨とすべし」な土地柄です。

そんな熱中症警戒アラートが発令されていた一昨日8/2の我が家のこと。

2F東の窓には、容赦なく朝陽が射します。

けれど、障子を閉めているので、熱線は室内に届きません。
さらに右側半分だけですが、夏には簾を掛けてあります。

昼間、太陽はほぼ真上なので、
軒が深い我が家が日光の直射を受けるのは瓦屋根だけ。
​杉板外張り断熱材なし土壁の外壁には、日光はほぼ当たりません。


​​(淀川の河岸段丘にある我が街。西方を眺める。)​​

そんなカンカン照りの真夏の昼過ぎ(13時半頃)の、​
我が家の各部屋の室温と湿度(※)を測ってみました。
(※変動が微妙にあるので、温度は1℃単位の概数、湿度は5%単位の概数です。)

外気温は、このインナーバルコニーで測っています。

37℃! さすがに体温より高いと息苦しい。

エアコンは、2階の中央の部屋の、この14畳用の壁掛けエアコン1台のみ作動。
日中は27℃/最強風速に設定して、2F1F延べ床面積約30坪を空調します。

それでこの部屋は26℃ほど。
写真右端の、朝陽が射していた東側の部屋は、27℃ほど。
奥のトイレはエアコンのから閉め切られていますが、戸を開けると一気に冷気が流れ込みます。

昼下がり以降になると、西の窓から西陽が射し始めます。

この写真は夕方5時半過ぎ。
この窓も障子で断熱、簾も右側だけですが窓の外に掛けてあります。

それで室温27℃ほど。
障子を開けてみると、どれほどの日射が遮られてるかが実感できます。


簾の無い方の障子を開けて日光を入れると、こんな感じ。

写真の直射日光が畳に当たっている左側を見ると、
いかに障子や簾で日光の直射が防げているかが分かります。

1Fにあるエアコンは、作動させていません。
2Fの冷気をシーリングファンで拡散しつつ・・・。

この☟格子吹抜けと、


この☟階段室から1Fへと導いています。


その吹抜けの下のLDKは28℃ほど。
階段の前の書斎も28℃ほど。

この室温では少し暑く感じるのですが、
LDKは壁掛け扇、書斎は小さな天井扇を回しているだけで、快適に過ごせます。

1Fトイレの中は、29℃
けれど北側に位置し日光を受けないのと土壁効果で、暑いとは感じません。

そして居室から閉め切られてエアコンの影響を受けない玄関はといえば、
朝方のうちに直射日光が当たって少し温度が上がるので・・・、

日中に陽が当たらなくなっても31℃ほど。
30℃を超えていますが、土壁・三和土効果で、外から入ってくると少しヒンヤリします。

2Fに戻って、おもしろいのは、
西陽が射す夕方になると、白っぽい東側の家に当たった西陽が反射して・・・、

東側の窓からやんわり西陽が射すんです…簾の影も障子に少し映っています。
この部屋は27℃ほど。

この2Fの全館空調を目的としたエアコン1台、
真夏の間(約2か月間)は原則24時間ほぼつけっぱなしにしています。

夜中は寝るのに少し寒いぐらい効くので、
28℃設定に上げて、風速も自動運転に変えて、冷え過ぎを防ぎます。

寝室には閉め切ったとき用に別途6畳用エアコンもあり、
全館空調を入れる前の時季に除湿で使うこともあるんですが、
真夏は全館冷房しているので、寝苦しい夜にせいぜい送風にするだけです。

以下、記録用にまとめておきます。



こう見ると、室温としてはエアコンは2Fの14畳用1台で家じゅう十分効いていますが、
除湿としてはあまり効いていないように見えます。
湿度がたいして下がらないのは、無垢材土壁の影響かも知れません。

雨のなか窓全開で暮らす … 深い軒や窓の工夫 ~ シン・ツユアケにあたって


こうブログに書いたのが、7/2稿。

ところがどっこい、7月に入ってからは梅雨前線は消えているのに、
ぐずついた雨がちな日が続き、戻り梅雨の様相。

それも天気予報を見ると、今日あたり「シン・ツユアケ」!
今日はにわか雨はあったものの朝から夏休みの陽射し。
朝から蝉と子どもたちが騒いでいます。

昨夜は、戻り梅雨最後の大雨。
それでも窓は全開! 雨の音と風を感じながら寝ていました!
この心地よさは、言葉にできません。


それというのも、我が家は軒が深いから。

特にインナーバルコニーのある部屋には、雨はまったく吹き込んできません。
雨上がりの朝も、バルコニーの床さえ濡れていませんでした。


極端なハナシ・・・
私の理想は、こうなんですよね! NHK「ちむどんどん」のやんばるの家。

雨端(アマハジ)という深い軒のお陰で、南東側は窓どころか壁もほぼありません。

「ちむどんどん」でご存じのように、
沖縄の伝統民家には玄関もなく、直に縁側から出入りします。
撮影はスタジオのセットでしてるそうですが、実際ならすごい虫でしょうね。

日本の民家も軒が深いので、雨が降ったぐらいでは縁側を閉じたりしません。
そして普段は、縁側から直に出入りします。

何年か前に建築家の伊礼智先生にお会いしたときに、おこがましくも、
現代の家でもそういう提案があればいいのに…などと申し上げたことがあります。
我が家もそんな原案も描いてみましたが、敷地的に断念しました。




話しを戻して・・・。深い軒は雨から家を守ってくれます。
2階はもとより1階の掃出し窓を全開放していても、
雨が室内に入ることはありません。


小雨なら、こんな☝感じ。
けっこう大雨でも、こんな☟感じ。


深い軒は雨だけでなく真夏の直射日光も防ぎますから、
外壁の耐久性の向上にも大きく寄与します。

梅雨に限らず雨の夜、
エアコンなしで窓を開けっぱなしで心地よく寝るもう一つの工夫は、
通風(採風)雨戸。風を通しながら施錠できます。

ルーバーの角度は自由に自由に変えられるので、
外の明りを採りながら雨を防ぐこともできます。

これは既存の雨戸と入れ替えることもできるので、オススメです。

北側は、住宅密集地なので余地がなく、軒を深く出せませんでした。
そこでハイサイドライトは横滑り出し窓に。

窓の下側だけ開くので、雨が降っても開けっ放しで採風できます。

こうして雨が降っていても外とつながる家。
閉め切ってエアコンで除湿なんてことはしなくても、気温次第で過ごせます。
湿度はそれなりに上がりますが、土壁と無垢材のお陰で不快感はありません。


そんな楽しい梅雨も、もう終わり。
これからの盛夏、敢えて西からの陽射しを採り入れる設計にした窓には、
申しわけ程度に簾を掛けてみました。


上側の窓☟はFIX、障子を入れて断熱。

(逆光だと見えてるように写らない…)

下側は☝横滑り出し窓で採風。

実質、今日から真夏!
今日は最高気温は31℃でしたが、風があったので、
家の中は29℃台でも窓全開で風がそよいでて、エアコンなしで過ごせました。

大阪・関西万博のシンボルが世界最大級の木造建築って … しかも伝統的構法 ~ 我が家と同じ!規模違い過ぎ!!

先日(6/28)我が家を建ててくれた日伸建設建て方現場​を見学に行ったのを機に、
2年と数か月前の我が家を思い返してみる・・・



昨日7/18は、2025年の大阪・関西万博開幕1000日前イベントが開催され、
公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決まったと発表されました。

1970年の大阪・千里万博に両親に連れられ十回ほど見に行き、
社会科の教員になろうと心に決めた当時10歳の万博少年だった私は、
再び大阪で万博が開催されると発表されたとき、を膨らませたものでした。


​(☝これらのパビリオンは当時、鉄骨で仮設されたものだったようです。)​​

けれど今度の万博には、それからいろいろ闇の部分も見えてきて、
気分も萎えてきています。​
それというのも、まずは閉幕後の跡地にIR(カジノ)を開設することを前提にしていること。

IRの賛否を問う住民投票直接請求へ有効署名が法定数を超えたのに、
大阪市廃止「都」構想の住民投票を2度もやるほど住民投票好きの行政当局は、
これを拒否する構えです。

それに、IRに公費を投入しないと断言していたのことへの公約違反も問題ですし、
いろんな利権にまみれているのではと、疑惑が膨らむ一方です。

冒頭のミャクミャクも、今の大阪を象徴しているような異様なデザイン。
「吉本」に代表される歪められた大阪のゲスい印象を象徴しているようで、
画像をアップする気にもなりません。

横浜も和歌山もカジノの話しは市民の良識の力で消えたのに、大阪は・・・。
IRのために万博をしたいのかと、万博爺さんも興醒めしてしまいます。


そんななか、ひとつ、嬉しい報道が!
なんと、大阪・関西万博の会場のシンボルとして設けられるリング型の建物が、
直径約600m、約6万平方mの世界最大級の木造建築になるというのです。

おお~っ! これって、伝統構法の我が家と同んなじ建て方やん!!



これだけ大きいと、我が家のように天然乾燥無垢材で、
地場の工務店が建てるってことにはならず、
エンジニアリングウッドで大手ゼネコンが建てるんでしょうけどね。

過去稿(​2020/6/18​)で触れたように・・・
せっかく木造で新国立競技場を建てたのに、その建設にあたり、
熱帯雨林皆伐され地域住民が困窮!なんて問題が起きなければいいんですが。



何年か前、このブログで何度も触れている「​木の家ネット​」の事務局に、
大阪・関西万博で伝統構法のことを世界に向けて発信できればいいですね!
みたいなことを無責任に言ったことがありました。

2005年の愛知万博愛・地球博」で人気を博した
となりのトトロに登場するサツキとメイの家の「本物」を建てたのは、
木の家ネット加盟の大工さんたちだと知ったからでした。




その愛知万博の跡地は愛知最大級の公園モリコロパークとして活かされて、
愛知県民の憩いの場となり、日本を代表する観光地のひとつとなりました。
 

更にこの秋には、一部がジブリパークとしてリニューアルオープンとのこと。
木の家ネットの皆さんが建てた「サツキとメイの家」を中核に、
日本の文化が世界中から観光客を呼び込むことになります。

それに引き換え、大阪・関西万博の将来が賭博場とは・・・。
大阪の知性・品性の乏しさを世界に曝すような発想の貧困な構想では、
大阪人として肩身が狭い!



大阪での万博は、今度が3度目。

1970年の日本万国博覧会の跡地は、天才芸術家(故)岡本太郎の「太陽の塔」を核に、
万博記念公園」としてリニューアルを続け、
すっかり府民の憩いの場、賑わい創出の拠点として定着しています。

1990年の国際花と緑の博覧会は、今のSDGsを先取りするかのような万博。
その跡地も府民の寛ぎや文化やスポーツの拠点としてすっかり定着。
その迎賓館で、私たちの息子夫婦も結婚式を挙げました。
 
そして、千三百数十年前(難波宮)から都市開発が始まり、緑の極端に少ない大阪に、
両方とも貴重な広大な森を提供しています。

こんど2025年の大阪・関西万博が、
この世界最大級の木造建築の建設をきっかけに、
それを核にした日本文化の世界への発信拠点であり続けられればと思います。

そして生物多様性ホットスポットAランクの海浜地域という夢洲(ユメシマ)​の特性が生きる
世界有数の大都市圏のなかにある野鳥の楽園であり続けられればと思います。

そうすれば、大阪市府民にとどまらず日本国民みんなの財産となり、
まさに自然を生かしながら発展してきた日本らしいSDGsの発信拠点として、
世界中の財産となります。



大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
跡地がカジノでは、まったくチグハグというもの。

未来社会のデザインは、今やSDGsサステナブルを避けて通れません。
それは、前世紀型の工業製品やエネルギー消費やAI偏重思考からの脱却が本質のはず。
目先のカネではなく、いかに環境に負荷をかけずに持続可能性を担保できるか。
木の家ネットの皆さんがそれを一部具現化した「サツキとメイの家」は、
まさにそれを語りかけていると思います。

こんどの世界最大級の木造建築は、
まさにSDGsのSustainable Developmentの象徴となり得ることでしょう。


(2025年日本国際博覧会協会)​

デザインを担当する建築家の藤本壮介氏は、
「日本には古くから木造建築の歴史がある。伝統的な建築の趣ももたせて、
万博で、日本の建築を世界にアピールしたい」とおっしゃっているそうです。

その本旨が跡地利用にも本質的に生かされるとしたら、
我が大阪での関西万博も楽しみ!というもんです。



大阪・関西万博のシンボル大屋根のニュースから、
我が家の2年ちょっと前の様子を思い返しながらアレコレ考えてみました。
両方とも百年二百年後の世界に贈れるものになってほしいものです。

猛暑日にエアコンなしで過ごす … 案外いける? ~ もう梅雨が明けてしまったって!

このところの暑さは、いくら暑い大阪でも異常!
今日(7/2)も枚方の外気温の最高は36.0℃(我が家も​tenki.jp​も)。

なんと近畿地方では6/28に梅雨が明けちゃったったとか!
平年値は7/19頃​。​観測史上最も早く​、この夏の水不足や農作物への影響が心配。

以来、夏休みのような晴天が続き、気温がぐんぐん上昇。
それで日中は老犬のために、
1階のみエアコンを28℃設定で使い始めました。

昨日は最高気温が38℃を超え、夜になっても気温が25℃!
これでは我が家がいくら風通しがいいといっても、
入ってくる風が体温より高ければ、どうしようもありません。

昨年の同時期、2021.7.10稿を見返してみました。

去年の今ごろは、最高気温30℃を超えるか超えないかってとこだったのね!

けれど、早過ぎる梅雨明けのこの猛暑も予報によれば今日まで、
明日からは雨模様で気温も落ち着くとのこと。

そこで今日は、朝から晩までエアコンなし暮らしをしてみました。
 
ということで、朝。玄関には強烈な陽射し。


でも、深いケラバと庇とが、影をつくります。


朝陽の当たる2階の東側の窓には、簾をかけました。


[朝8時:実測データ]
    外気    1階    2階
気温:30.5  30.0  31.5(℃)
湿度: 57    60    52 (%)     

2階の室温が外気温より高いのは、
梅雨が明けて猛暑が始まってからも2階はエアコンをまだ稼働していなかったので、
夜中じゅう夜風を通してはいるのものの蓄熱しているせいかと思われます。

けれどシーリングファンは回しっぱなしなんで、

体感的には何とかしのげる感じです。

[昼13時:実測データ]
    外気    1階    2階
気温:35.5  32.0  34.0(℃)
湿度: 45    55    50 (%)

昼になっても、深い軒のお陰で、南面には直射日光は当たっていません。


1階の掃出し窓を全開していても、ギリギリセーフってところです。


この夏場の日射遮蔽については、去年の夏至の日の投稿でも触れました。

[昼14時:実測データ]
    外気    1階    2階
気温:36.0  33.0  34.5(℃)
湿度: 40    50    45 (%)

さすがに室温が35℃に迫ると、いくら木組み土壁の家でも暑い!
でも、Tシャツ1枚、扇風機ブンブンで、寛ぐ分には何とか過ごせます。

同条件(エアコンなし窓全開)で、今どきの高気密高断熱住宅なら、どうなんでしょう?

[昼15時:実測データ]
    外気    1階    2階
気温:36.0  33.5  34.5(℃)
湿度: 40    50    45 (%)

今日の暑さはこれがピーク。エアコンなしで乗り切れそう!


さすがに昨日みたいに最高気温が体温を超えるようだとエアコンは入れるべきでしょうけど、
猛暑季の災害時に停電しても、団扇があれば何とかなりそうです。

この時間になると西陽が射し始めるので、
夏場には西の窓には簾が必須です。


[夕17時:実測データ]
    外気    1階    2階
気温:34.5  33.0  34.0(℃)
湿度: 50    55    50 (%)

室温も多少は下がってきましたが、
この中で夕飯の支度に煮炊きをするのは、さすがにシンドイと思います。

環境省によれば、室温目安は夏は28℃が推奨されています。
これを超えていたら、エアコンで室温を28℃に下げようという意味。
素直にエアコンを点けるべきでしょうね!



これで夕立でも降ればいいんですが、
今夜も熱帯夜になりそうです。

[晩20時:実測データ]
    外気    1階    2階
気温:32.5  32.0  33.0(℃)
湿度: 55    55    50 (%)

寝る前に寝室にはエアコンを入れておきましょう。

・・・というわけで、最高気温が35℃以上の「猛暑日」でも、
なんとかエアコンなしで乗り切ることができるということが分かりました。

けれどそれは、朝からずっとエアコンなしで、
室温が上がりきる昼過ぎに向けて体を慣らしていけばということでしょう。

そんな真夏の朝、木組み土壁の我が家は、
夏休みに泊まった田舎の民宿のような空気感。
そして昼の暑さのピークでも、都会の住宅密集地とは思えない空気感。

決して暑くないわけではないのですが、これは言葉にするのが難しい。
そんな空気感のこと、この石場建て伝統構法の家を建ててくれた
日伸建設​の営業マンが同様のことを言っていました。

それは、エアコンなんてまだ設置されてない日伸建設のオープンハウスに、
日中ずっと待機していての感想だそうです。

​​(☝link)無垢材で建てられた、内壁はバウビオに土佐和紙の建売分譲住宅にて。

それにしても、脱炭素とかいって冬を旨とした家づくりを目指す動きが喧しいけど、
この温暖化の時代に少なくとも大阪では夏を旨とすべし。
「ドイツでは・・・」とか、どうよ!

​​(在日ドイツ商工会議所より☝)

日本古来(軒を深く開口部を大きく自然素材)の家の様式で
できるだけエアコンに頼らずにすむってのが、温暖地域のSDGsというもの。
エアコン空調を前提に軒も窓もなくして太陽光発電義務化なんて、本末転倒でしょ!

明日は天気が下り坂、恵みの雨を期待したいところ!
気温も一日中26~27℃との予報。
この戻り梅雨?に、やっぱり明日は一日中エアコン除湿しておこうかな。

<追記7/3>
朝からかなりの雨!
室温は30℃を下回りました・・・湿度は70%超えだけど。

深い軒のお陰で、掃き出し窓全開で雨は入ってこないけど、
そよ風も、雨音に小鳥のさえずりも、心地いい。

今日もエアコンは、いらないな!

今週一週間はずっと雨がち予報・・・梅雨明け宣言は何だったの?

西陽の射すキッチン! … それってセオリーに反するんじゃ? ~ 日暮れまで日光を楽しむ家

平年より遅れていた近畿の梅雨入り。
それも明日週末からか来週からか?との予報。
梅雨前の一年で最もいい時候も今日あたりまでのようです。

昨日今日は晴れて最高気温は30℃に迫りましたが、
まだ爽やかな風も吹いていて窓からの風が心地いい。
そして夏至の迫る今ごろは、西陽の爽やかな光も心地いいんです。


(キッチンの窓から射す西陽・・・見えているようには撮れませんが。)​​

我が家は、東側が道に面して間口が狭く、
南面と北面は長いけど両側とも隣家に挟まれているという、
細長い形をしています。

なので、南面の日射取得はあまり期待できないので、
朝陽と夕陽もしっかり取り込める窓配置にしてあります。


春/秋分の日の頃だけは、南の窓から少し陽が射します☝が、
夏場は長い軒の陰になるので・・・ま、それはいいんですが、
冬場は隣家の陰になってしまい、1階の南の窓には陽射しが入らないんです。

夏至の頃は太陽が東北東から昇るので、東面の玄関に陽が射すだけでなく、
トイレの北面の高窓からも朝の光が射し込み、
爽やかな朝のトイレタイムが楽しめます。


朝陽は、そうして目覚めを促す効果があるので、
この家の間取りを検討し始めた当初はDKに朝陽を採り込もうと、
東側にキッチンを向けてはどうかと考えていました。

けれど紆余曲折、結局は西側(南西角)にキッチンをもってきて、
夕方に仕事から帰宅するとキッチンが明るいというコンセプトにしました。

システムキッチンに向かって西面には、
横に細長い窓が上下に並んでいます。

上側の窓はFIX(はめころし)で開閉できない純粋な明り取り。
低い光線のギラギラ感を抑えるため、障子を入れてあります。


食器棚を挟んで下側は、シンクの手元への採光と、採風を兼ねた横滑り出し窓。
蛇口にキラリと夕陽が反射するのが、お気に入りです。


この時季の日没前は、
西北西側の隣家の向こうに太陽が隠れてしまう夕方6時前まで、
西の窓からリビングの奥まで光が射します。


東の玄関からは、東側のお向かいの家の反射光が入ってきて、
決して明るいわけではないんですが、とっても陰影が美しく、
夕方帰宅後の疲れが癒される心持ちになります。


そして玄関を開け放しておくと、東西に風が抜けていく・・・。
ご近所の夕餉(ユウゲ)の香りも、ご近所の子どもの声もこのひと時を彩って、
街の何気ない平穏な暮らしをしみじみと想わせてくれる我が家です。

とはいえ、もう梅雨間近。
この夕方の光と影のショーも、名残惜しいけどしばらくお預け。

夏至をはさんで梅雨が明けた頃、またその頃のお天道様を楽しみに、
これからの梅雨は無垢材木組み土壁の家の本領発揮です!

築古フルリノベーション住宅 ~ 無垢材・自然素材で地域密着の工務店が手掛けると・・・

今日(6/2)の枚方はとってもよく晴れて、最高気温30.7℃!

石場建て伝統構法の我が家は、窓を日中ずっと開け放して、
機械換気なし、扇風機なし、エアコンなし。

それで、部屋によって差はありますが、
概ね1階は25.5℃、2階は27.5℃、湿度は40%前後。
不快指数は70程ですから、暑くもなし風がそよいで心地いい。

エアコンが必要なのは、1年の半分ぐらい。
だいたい7月8月前後3か月ほどと、12月1月前後の3か月ほど。

なかでも梅雨前の日の長い今頃が(秋雨の時季が過ぎた秋晴れ頃もですが)、
エアコンに頼らず家の中で過ごす快適性を堪能できて、
外気に開放的な日本の伝統的な家の建て方の良さを最も感じます。

これは、気密断熱を極端に追求して窓を小さく閉鎖的につくったような
​今どきの家では、決して味わえない贅沢な季節の過ごし方です。

​​(今夕6時過ぎ、我が家の南西側)​​


さて、
先週土曜日(5/28)は、石場建て伝統構法の我が家を建ててくれた棟梁の手による
分譲(建売)住宅の竣工披露会を妻と見に行ってきたことを、5/28稿で紹介しました。

そこで、このウッドショック、諸物価高騰の折、
無垢材・自然素材にこだわった注文住宅はなかなか手が届きにくいなか、
こだわりの分譲(建売)住宅という選択肢の可能性を考えました。

そしてその日のうちに返す刀で(?!)日伸建設​ではなく他のエリアの、
築古家屋のリノベーション物件の完成披露現場に行ってみました。

築古家屋のリノベーションといえば、
日伸建設​が築50年に迫るの伝統的家屋を再生した事例を、2021/4/13稿で紹介しました。


​(参照2021/4/13稿☟click) 

けれど今回見に行ったのは、築55年に迫ろうという家ではありますが、
いわゆる古民家的な価値のある家ではなく、
普通なら「古家付土地」として解体前提の土地物件になるthe昭和!の家。

物件情報を調べると、ここも手掛けたのは地域密着の工務店
健康な暮らしをテーマに自然素材や無垢材を大切にした
家づくりをしているとのことで、興味を持ったわけです。

昭和40年代築ですから、まだ集成材は使われない時代で柱は無垢材とはいえ、
ダイニングキッチンや洋室は床も壁も化粧合板だったはず。
和室も今は懐かしい綿壁(繊維壁)だったでしょうし、
断熱材もなく、ペラペラアルミサッシかペラペラガラス木製窓枠だったでしょう。

それがどうなったか?!



ほとんど骨だけまで解体して、傷んだ柱などは交換。
屋根はガルバリウム鋼板に葺き替え。
耐震補強、雨漏り箇所も完全補修。



断熱対策はグラスウールを入れ、
ペアガラスアルミサッシに総入れ替え。


 
フローリングは無垢杉材。
壁は居室は全て漆喰塗(一部ビニルクロス)に。
古家の臭いも新建材の嫌な臭いも全然しません。

気になる水回りは、もちろん食洗器付の最新システムキッチン。
増床して1616(1坪)ユニットバス、洗面所も1坪に。
居間とダイニングキッチンだったところは、LDKに。
 


敢えて一部、the昭和レトロを残してあるところがご愛敬。
それで広々40坪ほどの南向き庭、駐車2台というゆとり!



このエリアで土地60坪弱、建延30坪弱のこの物件。
新築ならゆうに6000万円は超えるだろうところ、
フルリノベで4000万円ほど!

確かに、現代の高気密高断熱性能は、数値の上では期待できません。
けれど、このエリアで4000万円で新築といえば、土地20坪クラス、
ビルトインガレージ3階建ての新建材ローコスト住宅。

「豊かさ」って何なんでしょう?
う~ん・・・、唸らされてしまいました。
日本の家は余っていて、2040年には空き家率が4割にもなるとのこと。

この古家、ストリートビューで見ると、かつての状態が写ったまま。
経年劣化でパっと見はかなりのボロ家のように見受けられます。

けれど当時は、建築技術こそ今のように発達はしていなかったけれど、
民家形式ではなくても日本の気候風土に合った南に開放的な風の通る造り。
エアコンも断熱材もない時代に、快適に過ごせることが念頭にあったわけですから。

それに、今の家には無い窓の上の庇が当たり前のごとく!
それも今となっては贅沢でさえあります。

そして注文住宅であれば、多くは一定水準以上の普請でもあります。
それがこんなふうに現代の住まいとして自然素材や無垢材で蘇るなら、
築古フルリノベーションは大いにアリではないでしょうか。



こんなに空家が余り増え続けているのに、
このリノベ物件がもし古家付土地として解体更地物件となっていたら、
小さい新築3階建て2軒になっていたことでしょう。

冒頭に挙げた日伸建設が再生した伝統的家屋も、
古家付土地として小さい新築3階建て3軒になる寸前だったところです。

そうなっていたら、瀟洒な住宅地という環境は徐々に台無しになっていき、
景観も損なわれてその地域の価値も下がっていくことになります。

ZEHやHEAT20やと数値競争という土俵ではないところで、
古くても価値ある家を現代の技術で生かし続ける・・・。

健康的な自然素材や無垢材を使ったゆとりのある家を、
手ごろな価格で手に入れる・・・。

新築偏重ではなく、良い家を末永く引き継いでいく価値観への転換。
太陽光発電パネルの新築住宅への設置義務化なんかより、
よほど本来の​SDGs(持続可能な開発目標)​だと思います。

今、一戸建てを考えるなら、ホームインスペクション(住宅診断)ができて、​
木造を知り尽くした地域密着の工務店に、
築古フルリノベーションを相談してみるという選択肢はいかがでしょうか。

(※ 参照click☞ 日本ホームインスペクターズ協会)