大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

建売り分譲住宅 ~ 無垢材・自然素材にこだわる地域密着の大工直営工務店が手掛けると ・・・

今日は、石場建て伝統構法の我が家を建ててくれた
日伸建設の棟梁の手による、枚方市牧野阪の分譲(建売)住宅。
この​facebook☟​を見て、9割5分完成披露現場に、妻と見に行ってみました。



玄関に入ると、爽やかな空気。
内壁材が、石膏ボードではなく、合板でもなく、調湿自然素材​バウビオ​に
土佐和紙張りって、建売り仕様じゃないよね・・・トイレの中まで!


洗面洗濯脱衣室は余裕の2.6帖!・・・いわゆる狭小住宅の部類なのに。
洗濯物の室内干しにもアイロンがけにも使い勝手良さそうです。

もちろん湿気で結露することもないので、カビの心配もありません。

1階奥の多目的室。ドーンとオープンクローゼットスペースも。
窓から隣家に手が届く住宅密集地なのに、
効果的な窓配置で真っ暗ってこともなく、意外と風もよく通っていました。

建具は、建売りだけに無垢板とはいかずフラッシュ(中空)戸ですが、

この階段下のたかが物入れ扉をとってみても、
無垢板の質感を思わせるこだわり建具!

階段もコスパ的に一枚板とはいかず接ぎ材とはいえ、無垢材の板は質感が違います。

疲れて帰宅してきて2階のリビングに上がる度に、
足触りもよく温かみも感じそう。


リビングと階段室は無垢建具で仕切られていて、

開放感と温熱環境が両立。

左側の内窓の下端と右側の引戸の中桟が一直線というだけでなく、
割付け寸法も計算ずくの手作りこだわり無垢材白木建具。


手刻みがウリの日伸建設とはいえ、建売分譲はコスト面からプレカット。
ですが、カウンターテーブルは無垢自然木の棟梁お手製の手刻み。

我が家も採用したタイル張り。棟梁セレクトが、とってもオシャレ!

主婦(夫)的には最も(?)気になるキッチン。

シックなリクシルの食洗機付で、とっても使い勝手が良さそうです。

2階にもオシャレな造作洗面台。

もちろんトイレも、1階2階にあります。

柱は総檜無垢材!
もちろんリビングの開放的な勾配天井も丸太梁も無垢材。


フローリング(建売りにあるまじきレッドオーク!)も、無垢材。

狭小住宅ということでLDKは面積的には決して広くはないのに、
間取りの抜け感から広々と感じるだけでなく、
高級感さえ醸し出しています。

小さい家なりに収納もよく考えられてて、
2階の奥の部屋は左右対称になっていて、クローゼットが2つあるので、

2人分の子ども部屋にもできます。

そしてその上にはロフトまで!

子どもの遊び心だけでなくお父さんの遊び心もくすぐります。


大容量収納としても重宝しそうです。


来週末には、家具も仮配置してみての展示になるそうですが、
若夫婦の住まいを想定した具体的な暮らしが見えてくるのではないかと、
そんなイメージを膨らますのも楽しみです。

建売分譲とはいえ、ここまで無垢材・自然素材を多用すると、
さすがにローコスト住宅の価格帯というわけにはいきません。

けれど、このウッドショックやあらゆる物価が高騰するなか、
これからの都市部の住宅の基本的なあり方の提案として、
おおいに選択肢になり得るのではないでしょうか。

そして、この高品質を適正価格で提供できるのは、
地域密着の実直な大工直営工務店ならではだと思いました。

我が家を建ててくれた工務店だからといって、
決して日伸建設の宣伝という趣旨ではないんです・・・
そりゃあ、贔屓にはもちろんしてますけど。

何より、健康や心の豊かさよりコストを優先するのか、
住まいと暮らしの本質的価値を優先する家選びか・・・。
 
百聞は一見にしかず! ぜひ目の当たり体感してみてはと思って、
今日見た感想を書き留めてみました。

(お問い合わせ​☟link​)
 
<参照>
この分譲住宅の建築中現場を見に行ったときの投稿☟
2/26稿「建築現場に見学に行って思ったこと…建築会社選びの着眼点~お勧めできるお付き合い」
・・・こうしてみると、建売りとしては異例の建築期間の長さ。手間暇かかってます。