大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

春本番 … 1階にようやく陽射しが ~ 太陽の動きを楽しむ木組み土壁の家

久しぶりの投稿、
ひと月ちょっと前の雪の話題​(2023/1/31稿)​の次は、
もう春の陽気の話題・・・

大阪・枚方では、2月下旬から最高気温が15℃を超えることが多くなり、
朝夕はまだ冷えるものの春本番を実感できる日が増えてきました。

それまでは1階の床置きエアコンと2階の壁掛けエアコンの
1台ずつ(計2台)で家じゅう全館暖房をしていたのですが、
こうなるとエアコンは1階の1台だけで家じゅうまかなえます。

三寒四温、3/2は冬型の気圧配置で北風でしたが、
その後は高気圧に覆われて南寄りの風でまた暖かくなってきました。

そんなよく晴れたおととい日曜日(3/5)。
ふと、冬の間は南側の隣家に遮られていた陽射しが、
また障子に眩しく射していることに気付きました。

南東側の書斎には、冬でも朝のうちだけは南隣りの家の影響を受けず陽が射します。


けれど昼になると、肝心の南側の窓は隣家の影に入ってしまっていたんです。
南側が大きく開けていると冬でも1階の窓に陽が射し込んで、
エアコンを切ることができるんでしょうけど、都会ではそうもいきません。

それが・・・

おっと! 昼過ぎにもしっかり陽が射している☝

思わず掃き出し窓を全開にして、

庭にとび出してしまいました。
 

南西側のダイニングの窓にも、陽が射しています。


北側の階段室。

北隣りの家が白っぽいお陰で、反射光がけっこう明るく射します。

階段室の照明は、
木組み土壁の家に馴染んで目立たないブラケットを選びました。
けっこう気に入っています。

夕方の西側の窓も、冬場は南西の隣家の陰で陽が射さなかったのですが、
この日はちゃんと陽が射していていました。


日中の時間が春分の日に向けて長くなり、
それにつれて太陽の高度も上がってきたのを実感できます。

ただ、日没の夕陽は、まだ南西の隣家に隠れてしまいます。
春分の日を過ぎると、日没がまた見られるかな・・・どうだったっけ?

参照:2021/5/4稿(西側の窓から夕陽を望む☟click)
「続・西陽を楽しむ窓配置…窓からの眺望と陽の光による空間デザイン~窓の役割を見直そう」

それにしても、障子に射す日光は、美しい!

ところで、この陽気で杉花粉の飛散が悲惨なことになってるとか。
ビニルクロス・合板の家に住んでいたときには手放せなかった鼻炎薬、
無垢材・土壁の家に暮らし始めてからは一切出番がなくなりました!