昨日(6/4)は久しぶりの大雨。
日中は窓をほんの少し空かした状態で閉め切り、
もちろんエアコンは点けず・・・4月に入ってから一度も点けずに過ごせています。
そして帰宅した夕方6時頃。雨はそろそろ止もうとしている様子。
ヒンヤリした外から屋内に入ると、家の中は暖かく感じます。
でも湿気は高くないので、とてもいい感じです。
<※ 末尾に実測値を記録しておきます。>
ところで、みなさんのお家のトイレの電気スイッチは、
トイレの外側にありますか?内側にありますか?
我が家は、1階は内側、2階は外側でした。なんでか?
1階は、外側にスイッチを仕込む壁がなかったから。
2階は、転居前の家のトイレが外側だったから。
そんな単純な理由!
というか、考えて選ぼうというような項目ではなかったので、
どちらがいいか調べもしなかったんです。
ところが、実際に暮らしてみると、
1階のトイレ・・・内側にスイッチがある方が便利!
便座に座ったまま操作できる利便性なんて、この家で初めて知りました。
しかも2階のトイレのスイッチは、
トイレ前のスペースの電灯とトイレの換気扇のスイッチとの3連になっていて、
これが意外と紛らわしくて点け間違えることもたびたび・・・。
そこで、棟梁と電気技師さんに相談して、
トイレの電灯と換気扇のスイッチをトイレの内側に移設してもらうことに。
これが元の3連スイッチ。
当初の間取り図ではこの袖壁は無く、右側の柱が戸当たりになっていたのですが、
工事が始まってからここにスイッチ!と思い付いて、急遽袖壁を設えてもらったのです。
その部分の工事中の写真は、
2020/8/22稿「屋内造作がとりあえず一段落・・・大工さん大奮闘!」に載っています。
そしてその内側は、こうなっていました。
ここに袖壁を設えたことで、飾り棚を付けることができたので、
その下を物置きにすることができるようになりました。
ところがこの袖壁、土壁の「真壁」です。
近年一般的な石膏ボードの「大壁」と違って壁の中が柱の厚み分(10cm強)の中空ではないので、
スイッチボックスを単純に埋め込むわけにはいきません。
それならスイッチボックスを木で作ったらどうなん?とか、
スイッチ部分をスイッチボックスぶん木の板でふかしたらどうなん?とか、
作図して棟梁にイメージを伝えて、具体的にはお任せすることにしました。
作図して棟梁にイメージを伝えて、具体的にはお任せすることにしました。
さて、1週間前の5/30朝イチ。
日曜で休みの日だというのに、棟梁と電気技師さんが来てくれて、作業開始。
で、さあ電気工事にかかろうと・・・ふと気になることが・・・暗い!
この周囲は夜のほの暗さを演出するために敢えて20w相当LEDにしてあるので、
昼間の工事には照度が全然たりません。
そこで急遽、予備の100w白熱電球に交換!
この家の照明器具は基本的にほぼ全部ソケットにLED電球を挿してあるだけなので、
交換は超簡単。これは想定外の事態でしたが、やはりSimple is best ! 正解でした。
電気技師さんが外側のスイッチをバラし、
内側の土壁にスイッチボックスを取り付ける穴を穿ちます。
それを棟梁が引き継いで、ふかし壁を無垢材で作ります。
電気技師さんの腰にはたくさんの拳銃が・・・いや、七つ(?)道具が光ります!
私のイメージ図とは違って、全体的に板壁にするようです。
私のイメージ図とは違って、全体的に板壁にするようです。
壁の断面、木摺に土を塗って、漆喰仕上げをしてある層が見えます。
2人がかりで約3時間の作業。
あたかも元々そうだったかのような出来上がりです。
スイッチは床から90cmほどの高さにしてもらったので、便座に座ったままでも操作できます。
内側のスイッチは、上側がトイレの電灯、下側が換気扇。
換気扇は、スイッチをOFFにすると15分後に切れる設定にしてもらいました。
外側のスイッチは、上側がトイレ前スペースの照明、下側がトイレの電灯。
つまりトイレの電灯は3路スイッチにしたので、外からでも内からでも点滅できます。
これでスイッチの押し間違いはなくなるし、
換気扇は自動で必要な時間が経てば切れ、点けっぱなしになることもなく省エネです。
とはいえ、
無垢材と土・漆喰壁のトイレは、ビックリするほど臭わないので、
消臭芳香剤がいらないどころか換気扇もほとんど使う必要がありません!
みなさんは、トイレのスイッチは、外側派?内側派?・・・好みの問題かな。
換気扇は、遅れ停止または一時動作スイッチ?・・・これ、お勧め。
注文住宅を検討するにあたって、そんなことも考えてみてはいかがでしょう。
<※ 6/4(雨)の実測値>
午後6時ごろ。
外気温22℃ほど、湿度80%ほど。
1階は、室温24.5℃ほど、湿度65%ほど。
2階は、室温25.5℃ほど、湿度55%ほど。
湿度は低いので室内の不快感は全くなかったのですが、
室温は涼しかった外から入ったときに少し温かく閉塞感を覚えたので、
家中の窓を全開して外気を入れて室内環境の変化を測定してみました。
まだ小雨が降っていましたが、
引違い窓のある側は軒・ケラバが深いのと、
軒の浅い側は滑り出し換気窓なので、雨は入ってきません。
約30分後と約2時間後。
外は、気温22℃ほど、湿度80%ほどで変わらず。
1階は、室温22.5℃ほど、湿度75%ほど。
2階は、室温25.5℃ほど、湿度60%ほど。
外の空気が一気に入ったので、1階はかなり涼しくなりました。
そして湿度は少し上がって、それきり安定しました。
不快指数計算サイトで算出してみると、
そもそも外気が不快指数70.1で「暑くない」の下限近く。
室内はいずれも不快指数70~73ほどで「暑くない」の下限近く。
屋内が外気より気温が高く湿度が低かったのはなぜか・・・。
温度は、晴れて暖かかった前日の室温が保たれていた?
湿度は、窓を空かして湿った外気が入ってきても、室内で除湿された?
室内の不快指数は65~70「快い」範囲ではありませんでしたが、
体感として不快感は全くありません。
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