大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

夏の夜を彩る、満月を愛でる ・・・ 家の灯りと月の明り ~ 夜の街並みの景観

猛暑の7月24日(土)、この日は​一粒万倍日​。
想い返せば1年半前の2020年2月21日、この日も一粒万倍日。
日伸建設​の棟梁の勧めで、この日に合わせて上棟式をしたのでした。

夕方から妻と久しぶりにお出かけ、ザ・シンフォニーホール。
大阪交響楽団の演奏会、モーツァルト交響曲38・40・41番。


夜、家路に東の空を見上げると、素晴らしい満月「バックムーン」。
アメリカの先住民が名付けた名称で、
今は雄鹿(Buck)の角が生え変わる季節なので、そう呼ばれるようになったそうです。

明るく賑やかな駅前の繁華街を抜け住宅街に入って行くと、
すっかり辺りが静かに暗くなります。
月明かりの空に、家々の陰が浮かび上がります。

その道すがらの家々の窓から漏れる灯りには、温かい暮らしが感じられ、
また我が家に帰り着いたときに目にする灯りには、
ホッとした心持ちになります。



住宅地の街並み。
昼間の街並みは家の形や色合いや質感などが大きな要素になりますが、
夜の街並みは家々の窓から漏れる灯りがそれを演出するように思います。

家を建てるとき、街並みの景観に思いを巡らせますか。
ましてや夜の街並みの景観にまで!
憧れの!ヨーロッパの街並みは、どうしてあんなに美しいのでしょう・・・。


我が家に帰ってきました。

「ただいま!」って、心が安らぎます。

格子から漏れる灯りは美しいのですが、
スマホのカメラでは見えているようには写りません・・・。


ガラリの採風雨戸からも灯りが漏れ、

中は見えずに暮らしの気配を外に伝えます。

(余談ですが、ガラリって、英語のgrill(焼き網)が訛ったって説があるそうです。)

ご近所の障子灯り。いつも通りすがりに、いいなあと目がいきます。

多分ここは洋室(?)、やっぱりカーテン越しより障子越しの方がスマート!
障子は内からも外からも美しいなぁとしみじみ思います。


その夜半、~25日(~日)には、満月がぼぼ南中。

ちょうどいい高さで、月明かりが室内に煌々と射し込み、

格子吹抜けを照らします。

インナーバルコニーは、設計では想定外の、我が家の観月楼。

猛暑日だったことを忘れる爽やかな夜風(といっても28℃近くあるんですが。)


寝室にもガラリ雨戸から月光が寝床に射し、すごく綺麗です!

けれどスマホでは、まったく見えているようには写りません・・・。


いい夢が見られそうです。
いい日になりました。おやすみなさい。