大阪で伝統構法の家づくり!・・・石場建て/木組み/土壁 ~今さらマイホーム新築

五十代も後半、自宅を再建新築。 今さら住宅ローン!建売りのローコスト住宅か…。 で、行き着いたのはやっぱり自然素材、地元の工務店。 手刻みの材木、金物をほとんど使わない躯体、美しい木組み。 間取りの打ち合わせがほぼ終わった頃、棟梁がつぶやいた。 「ホンマは石場建てがエエんやけどなぁ・・・。」 「えっ?石場建てってなんですのん?!」・・・ 家造り、伝統構法について、発信していきます。

雨の駐車スペース … 屋根は掛けるべき? ~ アルミカーポートでは無粋だし!

昨日8/15は、終戦の日台風7号近畿地方を直撃。
正午の枚方市防災無線による平和の鐘の放送は中止になりましたが、
1分間の黙祷を呼び掛ける知らせがLINEで届きました。

2018年の台風21号直撃のときは枚方でも被害が出たので心配されましたが、
お昼ごろ風速9m/s、雨量5mm/hになった程度で、
とりたててどうってこともなく夕方には警報も高齢者等避難も解除。



その程度だったので、我が家では窓も玄関の戸も開けて過ごしました。


外は気温27.7℃、湿度85%、室内は28.6℃、72%。不快指数79.6「やや暑い」。
けれど、土壁・無垢材の家だからか。さすがに不快感はまったくありません。

こんなときに窓を開けていても雨が吹き込まないのは、軒が深いから。



外からの風がそよいで、エアコンどころか扇風機さえいりませんでした。


何事もなかったんで今こうして書けるんですが、今日の話題は雨天時の駐車スペース。
実は、梅雨どきに書こうと用意しかけて保留になっていたネタ。
梅雨の後半は思ったほど降らず、真夏の晴天続きに突入してしまって、それっきりになってたんです。

この家を建てるときの外構整備のなかで最後まで悩んだのが、
家の横の駐車スペースに屋根を掛けるかどうか。

木製の屋根を掛けて車庫にできたら…とも思ったんですが、
何せ敷地が狭いもんで、家の横の余地は超ギリギリ5ナンバー1台分。
木製だと細い柱で片持ちってわけにいかず、四本脚では車が入るかどうか。

それに、車庫は建築面積の対象になるので、建ぺい率に含まれます。
アルミカーポートなら一定の条件を満たせば緩和措置を受けられます​​が。

・・・なら、アルミカーポート? 石場建て伝統構法の家に?!
建ててくれた​日伸建設​の棟梁、ものすごい難色!!
確かに誰が見てもこの家には釣り合わない。

以前の家は地下ガレージだったんで、車の雨ざらしに抵抗あったんですが、
どうしてもアルミカーポートの無粋さを受け入れがたく、見た目を優先!
これがサイディングの家なら、アルミでも妥協したかもしれませんが。

そう思ったのは、住宅系YouTubeで有名な
オーガニックスタジオ新潟の論説を見たことがあったのも影響しています。

そうは言っても、車の雨ざらしは仕方ないにしても、
雨の日に傘をささずに車の乗り降りができる!ということには、
設計段階からこだわりました。

そこで役立つのが、冒頭に述べた深い軒です。

雨が降っていても傘いらず…傘をさす余地もないけど…、
乗り降りに濡れることはほとんどありません。


大雨のときは、車を奥まで入れずに、玄関ポーチの下屋の下で。

これなら、そこそこ荷物があってもドアを大きく開けられます。


後席に乗っている人がいる場合は、玄関ポーチの下屋の前に横付け。

これで、バックドアからの荷物の出し入れも、濡れずにできます。



アルミカーポート屋根単体で考えると、一般的なサイズは幅2.7m×奥行5.0m。

ということは5ナンバー車を入れると、乗降する余地は90cmもないわけです。
背の高いミニバン用なら高さは2.8mほど、それでは雨は多少入り込みます。

つまり、確かに車が雨ざらしになるのは防げますが、黄砂は防げないし、
結局は雨の日に傘いらずというには不十分ですし、
しかも玄関から離れていると傘は必須になります。

それなら、別にカーポートの屋根はなくてもええやん!
軒や庇や玄関ポーチの下屋などと駐車スペースの配置を工夫すれば・・・ってことに。


家の外観を損ねるアルミカーポートなんてのは、選択肢から外す!
それで、結果的には良かったわけです。

深い軒って、室内への雨除け日除けだけでなく、
車の乗降の際の雨除けとしても活用できる!という話しでした。




台風一過、今日はまた厳しい暑さ!
でも、これは残暑。晩方には、秋の虫が聞かれます。
お盆を過ぎると、確かに真夏の峠は越えたなって実感させられます。

あと半月~ひと月もすれば、秋雨の時季。

雨もまた、いとをかし。