今日8/9は長崎の原爆の日。
日本は、二度も原爆を落とされた。そこまで当時の日本は戦争を泥沼化させた。
2つの都市が壊滅し、たった2発で亡くなった方は21万を数えるという。
それでも世界も日本も、懲りてはいない。
イージスアショアが、辺野古基地が、あろうがなかろうが、
75年前のこの時季より今は暑いのでしょうか? 連日猛暑が続きます。
そこに新型コロナの更なる感染拡大。
そこに新型コロナの更なる感染拡大。
家で過ごすしかありません。
エコが叫ばれるなかで、住宅性能としてエアコンのつけっぱなしでの効率が、
そして閉め切って24時間連続換気が求められています。
でもそもそも、エアコンをつける必要ができるだけ少なければ、
電気をつけっぱなしにせず換気できれば、
そんな気候風土適応住宅的な、できるだけ機械に頼らず暮らせることが、
そもそもの家の基本性能ではないでしょうか。
作り手にも優しい木組み土壁の家ですが、先週は大工さんによる屋内造作と並行して、
板金屋さんがこの猛暑のなか屋外での作業です。
8/6(木)と7(金)に渡って、4人も来てくださいました。
陽が陰り風が吹くこともあったので多少はマシだったでしょうが、
それにしてもご苦労に頭が下がります。
さて、家づくりにはいろんな職人さんが携わると、
7/18「大工工事~再開1週目:棟梁が直に手掛ける元請け工務店の真骨頂」に
と挙げましたが、板金屋さんを追加!
何をしてくれるかというと・・・屋根。
というか、大屋根は淡路いぶし瓦で葺いたのですが、
下屋の瓦と外壁の継ぎ目のところは、板金で押さえるのですね!
出窓の下、狭い奥の方で、メチャクチャやりにくそう!
そして下屋や庇は、そのものをガルバリウム鋼板で葺くのです。
下屋の瓦と外壁の継ぎ目のところは、板金で押さえるのですね!
出窓の下、狭い奥の方で、メチャクチャやりにくそう!
そして下屋や庇は、そのものをガルバリウム鋼板で葺くのです。
本当は銅板で葺きたかったのですが、費用的な面と、
近年は酸性雨で銅は腐食することがあるということで、
比較的安価で耐久性が高いと言われるアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板で。
色は見栄を張って、銅が錆びた緑青色に・・・真似ても全然違うのはご愛敬!
昔なら亜鉛めっきのトタン葺になるところですが、アルミ合金で大幅に錆び難いそうです。
とはいえトタンの亜種ですから、安っぽく見えるのも確か。
まずは若手の大工さん渾身の木組み庇。
1日目で葺き終わりかと思ったら(写真右上)、
2日目には壁際の庇の根本のところもきちんと板金で覆われていました(写真右下)。
インナーバルコニーのところも。1日目(写真左上)、2日目(写真右上)。
インナーバルコニーのところも。1日目(写真左上)、2日目(写真右上)。
インナーバルコニーは一般的には1階の天井がバルコニーの防水床になっているのですが、
やはり長期的に見て雨の滲み込みが気になって、下屋に載せる形にしてもらいました。
その方が木組みの家としては何かカッコイイとも思ったし(写真下)。
2日目には、板金屋さんが作業しているところを見ることができました。
四角い板を並べて貼っていくだけかと思ったら、
1枚1枚丁寧に金切り鋏で切って曲げて形を作っていく、かなりの手間です。
腕のいい板金屋さんはなかなか捉まらないそうで、
待ちに待ってこの日ようやく来てもらえたとのことでした。
そしてこちらは、正面の屋根の北側の部分。
意匠的に敢えて段差を設けたお気に入りのところです。
ここは下屋というより屋根なので、瓦と似たような色にしてもらいました。
本当は瓦で葺きたかったのですが、ウチが小規模すぎて、瓦を載せる余地が無く・・・。
この家は北側斜線の関係で、棟が真ん中より正面から見て左に寄っています。
それで、棟が真ん中にきてるようにも見える外観上の工夫を
デザインスケッチにして提案したら、棟梁は見事に実現させてくれました。
(実際とは異なります。)
そして家の裏側、淀川を見渡す木組み出窓の屋根。
他のところは銅板葺風に横葺(一文字葺)にしてもらったのですが、
ここは傾斜が緩いので縦ハゼ葺になっています。
これで屋根関係は、樋を残して一応の完成。
金属屋根の葺き方は他にもいろいろあるみたいで、調べてみると面白いです。
8/7(金)には、外壁にする無垢杉板が搬入されてきました。
よくある焼杉板のような薄い板ではなく、
よくある焼杉板のような薄い板ではなく、
断熱性能も期待しての30mm厚の板で全面を覆います。
お盆明けからの工事になりそうです。
そして、8/1(土)に京都京北の原田銘木店に、
玄関式台の杉板に京名栗を施してもらいに棟梁と依頼しに行ったのが、
できたよ!と8/6(木)に動画と共に連絡が届きました。
なんか、これ、すご過ぎかも!・・・これは来週のお楽しみです。