ハウスメーカー
石場建て伝統構法、木と石と竹と土と紙で建ててもらった我が家。 ひょんなことから定年を目前にした歳で我が家を新築することになり、 そこで考えたのは百年先、次の時代に引き継ぐ家づくりでした。 ☝荒壁塗りを手伝ってくれた息子 さて先日、こんな記事…
今日2/26から春が始まったって感じで、久しぶりに最高気温が10℃を越えました(13℃)。 これから当分は春めくとの予報。・・・で、梅が咲く時候といえば、花粉症の時期でもあります。 昨年はまったく花粉症の症状が出ませんでしたが、今年は・・・? 無垢材土壁の家…
9/27稿「・・・本物の大工の証」で先々週の大工造作について書きましたが、 自ら刃を研ぎ鉋をかけ鑿を振るうことのできる建築の職人を「大工」と呼称しました。 近年の、設計は建築士まかせ、刻みは機械任せ(プレカット)、材木や建材を選ぶこともなく、…
今週は、月曜(9/14)には出窓の縦格子が、 火曜(9/15)にはケラバの小屋裏換気口の縦格子ができていました! 外壁の杉板の縦張りと相まって縦ラインが際立つ外観で、 しかも無塗装スッピンというところが日本らしさを象徴しています。 同じ板張り…
石場建て伝統構法の新築現場の方は、床板が張り終わったので、週末は封鎖。この土曜と月曜は、棟梁は工房にこもって造作作業。現場はお休み。さて、いつものYouTube「ラクジュ建築と不動産」 題して【なぜ?建売は性能悪い!】 設計工房ラクジュの本橋哲幸…
このブログでは、「伝統構法」について語っています。 ここで伝統工法ではなく構法という字を使っているのは、 単に建て方というだけではなく「仕組み」「構造」全体を指しているからです。 日本で家を建てるには、世界で最もと言っていいぐらい多様な工法が…
5/2に「それでもやる? 軒ゼロ住宅①~③」を投稿しましたが、 ウチが建築を始めてから数か月の間に、私の生活圏の範囲でも、 次々と軒ゼロ住宅が竣工していきました。 5/13「理想の家づくりは会社選びで9割決まる…伝統構法:現代的性能・科学的知見」で…
5/2に「それでもやる? 軒ゼロ住宅①~③」を投稿して 日射遮蔽や日射取得についてもう少し調べてみようと検索してたら、ものすごく面白いYouTubeのチャンネルを見つけました。☟click「兵庫、大阪で高断熱高気密住宅専門の建築家集団 松尾設計室」とい…
kongou2002.hatenablog.com からの続き・・・ xtech.nikkei.com 【軒ゼロのリスク】(第1に、・・・) 第2に、 日射に関するリスクです。 軒が無いと、直射日光の制御ができないということです。 日本はヨーロッパと違って緯度が低いので、太陽が高いで…
kongou2002.hatenablog.com からの続き・・・【軒ゼロのリスク】 次に、軒の無い家のリスクを少し見ていきましょう。 第1に、 日本は雨が多いということに伴うリスクです。 平たい陸屋根は雨が流れにくくて日本に向かないのは誰でも分かりますが、 軒の有…
標題、日経ホームビルダーの2016年12月号のタイトルから そのままいただきました。すみません。 で、「それでもやる?」…って? もう4年近くも前の問題提起! ウチと同時期に建て始めた町内の家。 「 地域密着!地元の工務店がんばれ…先を越されて思…
今日(2/17)は、ついにその日が来ました! 建て方初日。 朝7時には棟梁がやって来て、下準備。 夜中まで雨が降っていたので、 基礎や材木に掛けてあるブルーシートはビショビショ。 それでも今朝はすっかり雨が上がって陽が射し始めます。 8時には、応援の…
(日伸建設の一昨年の建て方現場)建て方・・・現場で主要な構造材を組み立てることを言います。 棟上げ・・・屋根の一番上の部材である棟木を取り付けること。 上棟式を行なうこともあり、建て前とも言います。 (言葉の定義は、地方によって微妙に異なる…
ウチのベース(基礎)コンクリートの敷設が、昨年11月中旬。 そのあと11月下旬だったか(?)、ご近所で新築のベタ基礎が敷設されました。 <参照:石場建て/ベースコンクリート(2)>☜click 地元工務店の在来軸組工法の家。 すぐに追い抜かれちゃうんやろうな…
先日(1/13)、梅田の大手ハウスメーカーのサテライトルームで、 無垢材の名栗仕上げのフローリングを見たような・・・と妻が言うので、 そういえば・・・と、グランフロント北館の住ムフムラボへ。 積水ハウスが運営する体験型施設で、 住まいに全般に関する様…
伝統的構法で作られた木造建築物の耐震性能検証実験前回の記事で、石場建て伝統構法の構造計算について述べた。 話しがややこしいが、要は、 古来からずっと木造軸組み工法は石場建ての「伝統構法」、 戦後になって広まったのがコンクリート基礎の「…
昨日の朝のニュースで、東京オリンピック・パラリンピック開閉会式の 総合統括を務める野村萬斎さんのインタビューが放映されていました。 消費増税で景気が更に落ち込み閉塞感が漂うのが ひしひしと実感される地方の現状をよそに、 東京だけは別世界のよう…
気候風土適応住宅について書いた後、あれこれ思ったこと・・・。「複合汚染」 有吉佐和子が今から45年も前の1974年から翌年にかけて、 新聞紙上に連載した同名の小説による言葉です。 Wikipediaによれば、 > 本作品は環境汚染問題について社会に警鐘を >…
さて、そもそもの始まりの頃の話しを今さらながら、もう3年近く前にさかのぼって・・・。この歳で家を新築せざるを得なくなった。とにかくあっちこっち当たってみなくては・・・というところから。 住宅メーカーのホームページ探し、住宅展示場めぐり・・・…
日本の住宅の平均寿命が二十数年ということを受け、 長期優良住宅に関する法律が2009年に施行され、国土交通省が認定基準を示しました。 見てみると、これって家として当たり前!というもの。 ということは、これまで当たり前じゃなかったってことですよね。…
家造り、伝統構法について、発信していきます。 1年ほど前(2017年春頃)からのことです。 順不同で思い出しながらのアップになります。 五十代も後半、ひょんなことから自宅を再建新築せざるをえなくなりました。今から住宅ろーん? それもやむを得ない事…