伝統構法
6/12「床板(フローリング)張り・・・」の投稿から、 施工状況の投稿が途絶えてしまっていました。 この間は大工さんたち、だいたいは工房での作業が多かったのですが、 現場が目に見えて変化したことが2つあります。 その一つが、2階西(裏)側の木製造作…
「石場建て」「伝統構法」一般の人には、馴染みのない言葉だと思います。私も実は知りませんでした。ところが調べ始めたら、学びきれないほどのたくさんの情報があって、驚かされました。先日いつものように何気なく家づくり関係のYouTube番組を見ていました…
今年の東京オリンピックが新型コロナウィルス禍延期で延期になり、 隈研吾さん設計の新国立競技場が宙に浮いている。 今日は東京都知事選の告示。さてどうなることやら・・・。 そのスタジアムの建設にあたり、 ボルネオ(東マレーシア)のサラワクの熱帯雨林が…
今日も棟梁は工房にこもりっきりで、造作作業に没頭。 現場は封鎖されたまま。 これまで毎日朝晩中に入っていたのに、もう4日間も入っていない! でも、風呂場などの横滑り出し窓は複数個所開けてあるので、 留守でも風通しは確保してあります。 ところで、…
今日は朝方まで結構降ったあと止んで、日中は薄陽が射し、ほぼ無風。 気温が上がって、雨の降る昨日よりずっと蒸し暑く不快です。 で、午後2時頃の不快指数を計測してみました。 気温 湿度 不快指数 屋外 28℃ 85% 80(暑くて汗が出る) 屋内 28℃ …
大阪は、昨日6/10梅雨入りしました。 一昨日まで爽やかな晴天が続いていたのに、 まるで線で区切ったように昨日からずぅ~っと雨模様の天気予報。 梅雨入り前の1年で最も清々しい時季に土壁を仕上げ、サッシを入れ、 とりあえずの雨露をしのぐ体裁が整いま…
去る5月末日に窓サッシの設置を終え、 次に6月2日(火)から始まったのは、床断熱材張り。 3日(水)のユニットバスの据付けをはさんで、 断熱材の施工に5日までの3日間かかりました。 2階の床はクローゼット等を除きほとんど全面が畳敷きになる…
今週水曜日6/3、ついに念願の「スパージュ」が入りました!そう、ユニットバス。(天井板に換気扇があらかじめ組み込まれています) 「なんで石場建て伝統構法木組み自然素材の家にユニットバスやねん?!」 ・・・そんな非難の声が聞こえてきそうです。 いや…
5/25(月)にサッシが搬入されて取付けが始まりました。 その当初はまだ荒壁土の裏返し塗りが乾ききっていませんでしたが、 週末5/30(土)には壁全体がすっかり乾き、造作出窓と玄関引戸を除きサッシの取付けが全て済みました。 荒壁の表が乾き…
壁土の荒壁・裏返し塗りが先週終わって、 一昨日5/25(月)には窓サッシが搬入されてきました。 裏返し塗りは1週間たち、ちょうど貫伏せのところ、壁土の薄い部分が乾いてきました。 外壁に陽射しの当たってる左側の方が、早く乾いてきているようです。…
日本で家を建てるなら、数ある工法のうち、木造軸組工法をお勧めしたいと、 5/22「工法を選ぶ…RC造・S造・2×4工法・在来工法そして伝統構法」で述べました。 そして木造軸組工法には、在来工法と伝統構法があり、 現行の建築基準法では伝統構法は規定外な…
このブログでは、「伝統構法」について語っています。 ここで伝統工法ではなく構法という字を使っているのは、 単に建て方というだけではなく「仕組み」「構造」全体を指しているからです。 日本で家を建てるには、世界で最もと言っていいぐらい多様な工法が…
昨日に引き続き、土壁の裏返し2日目。 昨夜の土砂降りが朝にはほぼ上がり、 8時頃ほんのりと霧雨のなか荒壁土が搬入されてきました。 作業を始める頃にはすっかり上がり、 どんより曇ってはいるものの暑くなくてかえっていいかも。 昨日は6人がかりで一気…
緊急事態宣言が全国各地で解除され始め、 大阪モデルも達成された今、アベノマスクが届きました。 別にマスクに困っていたわけでもなし、 使い捨てマスクの価格も暴落し始めているのに、無駄ですねぇ。 とはいえ、まだまだ新型コロナウィルス禍のなか、 外国…
荒壁付け表塗りから1か月を経て、 いよいよ週明け5/18から裏返し塗りが始まります。 当初は3週間ほど開けてと言っていたんですが、 ゴールデンウィークを挟んだり、 左官さんの日程が揃わなかったりということで・・・。 日伸建設の親方(社長)もGW明けす…
5/2に「それでもやる? 軒ゼロ住宅①~③」を投稿して 日射遮蔽や日射取得についてもう少し調べてみようと検索してたら、ものすごく面白いYouTubeのチャンネルを見つけました。☟click「兵庫、大阪で高断熱高気密住宅専門の建築家集団 松尾設計室」とい…
今日4/29は、畳の日だそうです。 近所の畳屋さんでいただいた畳の切れ端を解いて、 地元の支援学校の高等部の生徒と一緒に、 ちょっとした飾りを作ってみました。 全国畳産業振興会によると、畳の日は年に2回あるそうです。 春=4月29日 畳の原材料イ…
荒壁土を竹小舞に塗り付けてから1週間。あれ以来の好天のお陰で、外壁はほとんど、内壁は8割がた乾いてきています。が、裏返し塗りに入るにはあと2週間はみておかないといけないそうで、辺りはほんのり発酵臭に包まれるなか、ただ待つ日々が続います。 …
荒壁付けから4日目にして、ほぼ好天が続いたこともあり、 外壁の壁土はボチボチ乾いてきました。 私が塗ったところも、 今朝はこんな感じ。 色は青緑灰色から白っぽく土色に変化し、ヒビが一面に。 乾く・・・つまり水分が蒸散するということで、 塗りたて…
昨日(荒壁付け始まる…土壁づくり:表面下地塗り)に引き続き、 荒壁付け2日目。 昨日は奥から進めていって、6人がかりで1日で9割がたまで!さて昨日、少し荒壁付けを体験させてもらったことに触れました。 作業の邪魔にならないように、3時の休憩のと…
今週からいよいよ次の段階、土壁づくりに入ります。 初日4/20(月)は、あいにくの雨。 まずは左官屋さんが、じっくりマスキングしたり養生シートを張ったり。電気屋さんも来て、左官屋さんと相談しながら壁に埋め込む電設の最終調整。 翌火曜日はお天気にも…
今週火曜(4/21)からいよいよ土壁塗りが始まるのを前に、 先週土曜(4/18)には左官屋さんが熟成場で壁土の手入れ。 土に刻んだ稲藁(ワラ)を入れ、ユンボ(油圧ショベル)で攪拌したそうです。 この壁土、昨年6/25から日伸建設で熟成させていたもの。 その時の…
4/6から電気配線の工事が始まり、 昨日4/16でとりあえず終わりました。 竹小舞が編み上がって、壁土を塗リ始めるまでに、 土壁に埋め込まれる配線やスイッチボックス等を仕込んでおきます。 日伸建設のいつもの電気屋さんでも、 さすがに本物の竹小舞…
竹小舞の壁が組まれていくにつれ、 それがアジアの民家とつながっているということを実感したことは、 3/18の記事「竹の家・・・竹小舞/えつり掻き~土壁」で述べたところです。 (↑竹屋さんが作業効率を上げるために自ら考案した仮置き具) それで東…
4/11(土)~19(日)、今この竹小舞の段階で、大阪・枚方の石場建て伝統構法の家、新築工事現場を開放しています。新型コロナウィルス禍による緊急事態宣言のなか、構造見学会としての企画・開催はできませんが、見学希望や問い合わせがあれば個別に…
新型コロナウィルスの世界的な大流行で、 日本も非常事態宣言が出されようかという状況が続いています。 建築業界でも、中国に依存している 建材や住設は入荷が滞っているそうですが、なにはともあれ 現場で作業にあたっている職人さんたちの健康が気がかり…
エツリを掻く・・・こんな言葉をご存じでしょうか。 エツリとは、竹小舞のこと。土壁の下地になります。 それを編んでいくことを、掻くと言うそうです。 自分の家でこれをすることになるまで、 そんな言葉は知りませんでした。 こんな古い壁は見たことがありま…
花粉症の時季まっただ中ですねぇ! さて、2/20の上棟から2週間。 あの建て方の1週間のお祭り騒ぎ(?)から一転して、 毎日コツコツ日伸建設直属の大工さん3人で、 主に屋根仕舞いの作業をやっていて、 しかもすっかり養生幕で覆われてしまっていて、 …
上棟式・・・。 新築で棟上げの際に、建て方工事が無事に運んだことへの感謝と、 これから完成に向けて工事がうまく安全にいくように祈願するもので、 柱・梁などの骨組みが組み上がり、最後に一番てっぺんの 棟木が据えられた時点で行われます。 建前(たて…
今日2/26は、屋根に断熱材を張りました。この話題は、石場建て伝統構法に限った話しではないのですが、この家はいわゆる屋根裏空間は無いので、屋根断熱は重要です。 建て方のときに、屋根勾配なりの天井板は張ってあったのですが、 それはあくまでも内装の…